ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5345,私が送りたかった人生なのか? 〜身の下相談
2010年11月02日(火)
*インテリジェンスとはー点と点を結ぶ能力
「ユダヤ人の頭脳活性法 」手島 佑郎 (著)
ーまずはP/28から
≪ インテリジェンス=考えるとは、そもそも何か? 考えるとは、点と点を
結ぶ行為をいう。考える力は、そもそも言葉や概念、知識などの量とは関係
ありません。まず考えるために物事をありのままに見る行為から始まる。
知識をたくさん持っているのに、考える力がない人が大勢いる。
知識と考える力との間には直接の関係はないのです。最近ではインテリ
ジェンスということばを「情報」と訳したりもしていますがインテリジェンス
は情報ではありません。Intelligenceというのは、もともと
[Inteー重なり、、際(きわ)」「legere(結ぶ)」という二つの
ラテン語が合成された言葉です。きわときわを結ぶ、物事と物事を結合する
という意味です。スパイは、点と点の情報を結んで線の情報を推理し、
他の線と線の情報を結んで、面の情報を組み立てます。そういう断片的情報を
つないで、総合的な情報に組み立て、物事を総合的に判断する能力が知性です。
そして、この点と点を結ぶ行為こそが「考える」という行為です。≫
▼ インテリジェンスとは元もと軍事用語で、スパイが諜報で得た情報から線、
面へ推論する能力。線と線を的確につなげるには、様ザマな能力が必要になる。
そのために、まず「五感」を鍛えなくてはならない。点と点から線を推論し、
他の線と組み合わせて面を推論、その面を幾つか重ねて立方体を推論していく
過程を考えること、というと、分かりやすい。この著で、ラビ・レオポルド・
スティンは「インテリジェンスの人というのは、まずオープンマインドで、
しかも積極的に記憶して、そして常に体験してみる人のことだ」と指摘する。
それは、点、線、面、立方体へと考えを進めていくことになる。その視点で、
もう一度、自分も含めて周囲を振り返ると、インテリジェンス人は稀のようだ。
せいぜい点と点を結んで線にして、それで止めている。佐藤優の本を読むと、
点と点から線を、線と線から面、面と面から立方体へと推論を組み立てている
思考に驚かされる。
11月02日(月)
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