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堀井On-Line
by horii86
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■5343,閑話小題 〜電動アシスト自転車を乗り始めて6年
50歳の春、肥満体型と高脂血症、高血圧を改善するために手にしたのは、
スポーツ自転車だった。わずか2年で24キロの減量を成し遂げ、体脂肪率は
24%から10%以下に。 明るく楽しく、そして激しく愛車に乗りまくる日々を
活写するとともに、ダイエット成功の秘訣をすべて公開する。
〜入門書としても最適な本である。主観をもって、まとめると、
こういうことになる。
≪ 自転車には、ママチャリとスポーツタイプに、まず分けられる。
そして、スポーツタイプには、ロードバイク、
マウンテンバイクがあり、最近では、この二つをミックス(=クロス)した
クロスバイクが現れてきた。これに折畳みが出来るフォルディングバイクと、
車輪の小さなミニベロがある。それと色々な競技を楽しむBMXがある。
著者は健康不足を医師に指摘され、考えあぐねた上にスポーツ自転車を
思いつき、クロスバイクを2002年2月から乗り始めた。しかし暫くして、物足り
なさを感じて特別仕様のスポルティーフの自転車をつくる。その後、気がついた
のが、ツールドフランスなどで見る「純競技用のマシンのTREK5500」。
これを買ったのが正解で、人生のパートナーになってしまった。
これを買って決めたことが、「毎日乗ること」。値段が高いため、一度乗ると、
自転車から離れることが出来ない。公衆トイレなら中に持ち込む。盗まれる
危険が高いからだ。そして2年で20キロ、体重の10%以上の減量に成功した。
そして一年後、更に10%、58キロまで体重が減った。定例走行距離が64キロ
になっていた。「自転車はすごい。自転車はいい。自転車は楽しい。」と、
断言する。 定年退職をむかえ、体力に自信のない人、健康に不安な人、
無趣味の人、時間を持て余している人、一日中ボッとしている人にお勧め。
型はスポーツ車、出来ればロードタイプがいい。自転車と思うと目が飛び
出るほど高いが、自動車、オートバイからすれば安い。その価格で、F1クラス
のスーパーレーシングマシンが手に入るのである。こんなことは自転車以外、
絶対にありえない。〈暇を持て余し、不健康この上ない諸君。
スポーツ自転車を買おう。買って、毎日数十キロ(20〜50キロ)走ろう。
そうすれば体重脂肪率10%以下は、決して夢でない・・・〉 ≫
▼ これは自転車入門書。著者にとっての効用の一つが肥満と血圧の改善。
ここには書いてないが、自転車で自然の中を汗をかきながら走って見える
景色と爽快感は何もの代え難い。 実際に4年近く信濃川にかかる二つの大橋
と両側の土手を自転車で一周しているので、よく分かる。 年齢が年齢なので
電動アシストだが・・ 著者のように毎日60kmの走行ができれば25kg痩せる
ことが出来るかもしれないが、普通の人では無理。 とにもかくにも、
走りまくること。一度走り出せば、必ず病みつきになる、これは! これを
読んだ御陰で、早朝に行き交う自転車の種類とマニアレベルが少し見えてきた。
そして自分のレベルもである。ママチャリでノンビリと走っている人から
レーシングマシーンに乗っている人まで、何組も出会う。そこに電動アシスト
のマウンテンバイク。ママチャリレベルである。
一昨日、昼間、20万以上もする折畳み自転車を乗っているのを見かけた。
それも、この本を読んでなければ分からないこと。
10月31日(土)
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