ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5335,島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜 ー②
 自殺者は3万人を10年以上続けており、明るい話題は陰を潜めている。
*最大の危機は「冒険」の喪失ー 何より問題は、未来に希望が持てなくなり、
 新しい挑戦が出来なくなっているからだ。
*人間には外界に左右されない内なる可能性があるー そのためには、今まで
 にない生き方に挑戦するとき、前向きな挑戦は本当に想像を絶するほどの
 違いが出てくる。人間の中には、未知の可能性がある。
*「人間は魂の存在」が出発点 ―「人間は魂の存在として受けとめること」
  −>「人間は肉体と魂から成り立つ」こと。
 まず人間の肉体は、地球上の生命進化の究極の姿を現す叡智に満ちたもの。
 この世界の物質をつくる元素は星の中で生成され、星が終焉を迎えるとき、
 超新星爆発で宇宙に散らばったものから出来ていて。その延長が肉体である。
 その魂の方はどうかというと、魂は心とつながり、 さらにその深奥に広がる
 存在である。肉体の基である外宇宙が百億光年以上のとてつもない広がりを
 抱いているものならば、 これに劣らない広大の内宇宙をもたらしている。
 仏教の一念三千という言葉は、その広がりを示している。私たちの心・想いは、
 平和で満ち足りた天上界から苦しみばかりの地獄界まで、あらゆる世界に
 通じています。その魂の抱いている内宇宙とは、それにとどまらない。 
 魂の次元は過去・現在・未来が一つになり、自他を超えるもの。魂とは、
 この人生だけでなく、永遠の生命として経験してきた幾度もの人生の記憶と
 限りない智慧を湛えた存在であり、私たちを超えた無意識の膨大な経験と
 記憶の貯蔵庫、宇宙の源という次元に繋がっています。あらゆる生命と存在を
 一つに結びつける、つながりと絆が張り巡らされたどの宇宙を、≪ユニバース≫
 と呼ぶ。 その≪ユニバース≫こそ、計り知れない広がりと深さを抱いている
 私たちの母胎であり、だからこそ、私たち人間は、宇宙=ユニバースに通じる
 ゆたかな智慧によって 自らが進化するだけでなく、世界と光の共鳴を
 果たせる存在となる。
*魂が引き出す宇宙=ユニバースの世界 ―我われは偶然が支配する科学的
 世界観の下では、自分が意味もなく生まれ、世界とは特別なつながりはない
 と思っているかもしれない。しかし、そうではなく魂の次元に気づいた時、
 みな「つながり」によって生かされる「絆」の塊となる。その絆の基、
 宇宙の源には、私たちが拠るべき、全ての解答と青写真が湛えられている。
 〜〜
解)魂について、これだけ明快に説明している文章も珍しい。
 「魂とは、生前、死後に自他を超えて広がる広大なる内宇宙の基
 につながっている」は、神秘的、宗教的である。

10月23日(金)
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