ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5304,スノーボールアースについて 〜①
 3・11東北大震災の「デインジャー」によるが、「リスク」レベルの要素
が無かった、とはいえない。 それでも、当初からの事業設計に万一の
「デインジャー」対策を組み込んでいたので、九死に一生を得ることができたが? 
「家族経営はしない(妻子を事業に入れない)」「家内の通帳は別だて」。
「予備資金の積立」は、9・11による売上減で青くなり、始めたばかり。
これを一部でも使いざるを得なくなった時は、迷わず廃業と決めていた。
御陰で事業をたたみ裏山に辿着いたが、下を見るとノンビリとした
世界が見える。外海の超大津波が見えない!のである。
・・・・・・
3832, 毒を溜めない! 日々 ー2
2011年09月22日(木)
  * 言葉の毒は、人も自分も殺す魔物
 脳に毒が溜まる原因となる「毒のある言葉」を平気で話す人がいる。
という私も、その手になるか。 怒りは感情の動物、それは仕方ない。しかし、
その場限りにすればよい毒言葉を、何度も何度も繰り返す。そのうち、
その言葉がヘドロとして心に溜まり支配されたときに、「怒り」が「怨念」
に変わる。それは本人にとって猛毒になる。 怨念は相手を殺すが、
自分も同時にやられる。「人を恨めば穴二つ」である。 
 9・15のリーマンショック以来、会社の売上の激減が続いてから、身近に
中村天風の「箴言集」をトイレと、書斎の机近くの本棚に置き、ことあるごとに
読んでいる。状況が状況、どうしてもマイナーの気持ちになるが、天風の言葉は、
それを半減させる効用がある。何ども読み返すと、その味わいが深くなるのが
天風の言葉。天風の本は20数年前から読んでいるが、歳を重ねるほど心に
響いてくる。老化は人の心を冷やす働きがある。人間の肉体も生(なま)もの、
古くなれば傷んでくる。 長く生きた分、娑婆の家賃は高くなって当然と痛み
を受け入れるしかない。マイナス言葉が特に人間の精神を蝕んでしまう。
しかし精神が傷むからマイナーの言葉に支配される側面もある。人間で一番大事
なのは健康だが、それに劣らずに大事なことは「驚く心」。何にでも興味を
もって、その存在に驚くこと。「存在」と「認識」への原初的な問いかけである。
「あれは、こう、それは、こう」と、何を見ても分かったと思い込んでしまう
のが老い。若いのに老化してしまっているのが大部分? 無知は老化に極似
している。 家族や身近な人などの刷り込みで壁をつくりあげられている。 
それを一つ壊している間に、他の壁が、さらに立ってくる。その壁が人間の脳
には毒になる。 言葉は恐ろしい魔物の側面がある。特に他者への侮蔑の言葉は、
その人間の限界を明確に浮きだたす。 相手を傷つける数倍も自分を傷つける。
それは弱者の武器になるが、自分自身に対して返り矢になる。 特に老醜は
心しなければならない。愚痴と怨念がそれだ。それにしても毒が底から沸々
湧いて出る。それを常に浄化しておかないと顔に出る。やはり宗教しかないか、
人間は! 明るい天国か浄土のイメージが毒を消してくれるのか?

09月22日(火)
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