ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5228,思いが人生をつくる ー②  〜知的プライドは危険
三歳児以下の日本人の滑稽さを嘆いている。「アイ」と「ユー」さえ持ちえず
「ウィ(我われ)」しか言えない幼児性から抜け出れない日本人。そして、
あと二年後にアメリカは??を宣言、日本が持っているアメリカ国債と、
ドルの価値を半減にしてしまう。それが分かっていても、どうもこうも
ならない陽気なロボットの日本。それが現状の様相である。
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16,旅する力 ー深夜特急ノート ー1
2009年07月08日(水)
    「旅する力ー深夜特急ノート」沢木耕太郎著   ー読書日記
 深夜特急を初めて読んだ時の興奮を今でも憶えている。その後、TVでも
ドラマ化されたが、これも良い脚本。その後、彼の本を何冊か読んだが、それに
勝るものはなかった。この本も、沢木の旅好きの子供の時からの由来と、旅の
指導書のようであり、なかなか説得力がある。 深夜特急の読者を狙っている
ようだが、そうだとしても納得できる。全体の総評を書こうかと思ったが、
一章か、二章単位で印象的な部分を記録として書き残しておいた方が良いと
判断して、何回シリーズで書くことにした。
   まずは ー序章  旅を作るー から
  一行目の出だしからして惹きつけられる。
*「旅とは何か。その答えは無数にあるだろう。私には大槻文彦が『大言海』
 で記した次の定義が最も的を射たもののように思われる。 
 《家ヲ出デテ、遠キニ行キ、途中ニアルコト》ー・・・しかし、旅は同時に、
 終わりがあるものである。始まりがあり、終わりがある。そこには旅を作る、
いう要素が入り込む余地が生まれるのだ。人は旅をする。だが、その旅は
どこかに在るものではなく、旅をする人が作るのだ。・・・
(解説)旅と旅行の違いは、「旅は、その途中を味わうことを目的とし、
旅行は 目的地に行くことを主にすることをいう」ということは知っていた。
私にとっての秘境・異郷の旅はとりあえず遠くに行くこと、そして文化・
文明 というより、大自然に触れることであった。それは目的地だけでなく、
その移動の中に垣間見る景色にあることが多い。
*「余儀ない旅」ではなく、「夢見た旅」を始めようとするとき……既に旅の
姿が整えられていく。夢が生まれ、それを具体化し、実現する。そのように
 して、旅を作っていく。しかし、人によってその作り方は違ってくるだろう。
  だから似た夢でも、まったく違った旅になってくるのだ。
(解説)一回の旅行は、終わって帰ってきても終わりがない。その旅行記を
  書いて総括し、写真を整理し、そして、その後にガイドブックや、ネットで
 情報を取って記憶を再編集する。そして何時かTv番組で放送をしているのを見る。
 その都度に一度行った旅行が再編されるのである。だから、どんどん自分が
 膨らんでいく。  とにかく一度その地に足を入れることである。 
そうすると、作った旅が自ずから動き出していく。

07月08日(水)
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