ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5132,閑話小題 〜奇跡的二打席連続本塁打に続いて、翌日は
 出会う人々は、荒々しかった。  世界は良かった。
《旅》は無言のバイブルであった。《自然》は道徳であった。
《沈黙》はぼくをとらえた。そして、沈黙から出た言葉はぼくをとらえた。
 良くも悪くも、すべては良かった。ぼくは全てを観察をした。 
 そして、わが身にそれを《写実》してみた。
▼ 40歳になって15年ぶりにこの旅をふりかえった著者が
「なぜインドに行ったのか」の質問に言葉がつまり、その若者の後の影に、
過去の自分を投影する。(若いときの自分について)青年は何かに負けている
ようだった。たぶん青年は太陽に負けていた。そして、青年は大地に負けていた。
青年は人に負け、熱に負けていた。青年は牛に負け、羊に負け、犬や虫に
負けていた。青年は汚物に負け、花に負けていた。青年はパンに負け、
水に負けていた。青年は乞食に負け、女に負け、神に負けていた。
青年は臭いに負け、音に負け、そして時間に負けていた。
青年は、自分を包みこむありとあらゆるものに負けていた。
疲れたその青年の目は表情を失っているかに見えたが、太陽にいられて眩く
白熱する、目の前の地面を、ただぼんやりと見つめ返すだけの意思をわずかに
残していた。・・
・・なんか知らんけど目茶目茶に何でもかんでも、負けにいったんじゃない
かなぁ。最初の頃は。  (字数の関係でカット2012年4月03日

04月03日(金)
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