ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6134,閑話小題 〜千年に一度の経験
変身して石を投げてきた。成るほど、そういうことか?と、心の芯から「それ」
を感じた。それとは、「い・や・し・さ」である。 人生に満たされないと、
こうなるのだと。当然、誰もがもっている、心のドブ池。 問題は、その質量。
先の逸話に、次の物語を加えると。<そこで最たる不幸の子供が、隣の年下の
子に、その鬱憤を毎日ぶつけていた。結果、二人とも、手の付けられない子供に
なっていた。しかし、もっと酷いのは、虐めらていた子の隣で息を殺していた子>
・・・・・
4305, 野生の思考 ー2
2012年12月29日(土)
* 野生と創造
一般的に、ありものの使いまわしで、急場をしのぐのは自然のなりわい。
ストローは分かりやすい事例として、それをパッチワークに見たのである。
世界は生き残りをかけた弱肉強食の戦いの場に化してきたが、食べられない
ためには理屈なしに、手持ちのありものを強さに集中し強者にならなければ
食べられる。強くある事が修羅場の中で必要になる。現在の日本は、まさに、
その場に立たされており、ここに至って一億総白痴と自嘲していられない。
原始の人類は、ありものの使いまわしで急場をしのぎ進化してきた。それが野生。
創業も同じである。手持ちの経験と資金で、自分に何が出来るのだろうかを考え
抜いて自己能力の限界の設定をする。この手持ちで立ち向かえるのは、これ!
と思い定めたら、次は不足している要素を一つずつプラスしていく。その時は、
一種の気違い状態である。 自分の思い込みに、手持ちの全てを集中する。
まず目先の急場を乗り越えていくしかない。一つ間違えれば、舟板一枚下は地獄。
そこから火事場の馬鹿力、野生の力が出てくる。 目的を定め、手持ちの材料に、
外の材料を加えていく過程で魂が入って新たな命が生まれていく、それが創造。
こんな大げさなことでなくても、身近な例がある。急用か何かで夕飯の買出しが
出来なかった時に、冷蔵庫の残り物で夕飯を作るのと同じである。
知恵は土壇場か、逆に緊迫状態の弛緩から湧き出る。創造で一番必要なことは、
上機嫌であること。創業者は、明るい人が多い。未来に対し楽観的に急場を
しのいできたからだ。その精神状態が、知恵を生みやすくする。中村天風の
「積極一貫」である。 周到な準備の上に、前向きな明るが新しいものを生み
出すようだ。ありあわせで難局に立ち向かって、まずは急場をしのいでいく、
そのうちに、それがノウハウ化していく。これが進化につながっていく。
取りいれるべきだったのは、ゆとり教育でなく、野生化を推し進める激しい
競争を推し進める教育だった。 現在の中国、韓国人は、日本人より遥かに
野生的なのは、厳しい競争社会だから。 娑婆!
・・・・・・
5402,グローバリズムという病 ーA
2015年12月29日(火)
『グローバリズムという病』平川克美著
* グローバリズムに対する純朴な問いかけ ーA
この著書で取上げていた2012年のリオデジャネイロで「地球サミット2012」
でのウルグアイのムカヒ大統領の演説が世界に衝撃を与えた。『裸の王様』
の素朴な子供の問いのような内容が真実をついている。ネット検索で、その
全文を二回に分けて抜粋する。冷戦が終わり東西の壁が崩れ、地球環境が
大きく変化した上に、今度はアフリカ、中近東の壁が大きく崩れ、避難民が
大挙して欧州に流入を始った。気候変動で、アフリカ・中近東が干ばつになり、
水不足問題からくる貧困が間接原因。 〜全文を二回に分け紹介する!〜
≪ 質問をさせてください:ドイツ人が一世帯で持つ車と同じ数の車を
インド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。息するための酸素が
どれくらい残るのでしょうか。同じ質問を別の言い方ですると、
・西洋の富裕社会が持つ同じ傲慢な消費を世界の70〜80億人ができるほどの
原料がこの地球にあるのでしょうか? 可能ですか?
それとも別の議論をしなければならないのでしょうか?
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12月29日(金)
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