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堀井On-Line
by horii86
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■5748,なぜ本を読むといいか? 〜9 : 脳受容体を活性化させる
この法則7は、「幸せになるためには仲間が大切だ」ということ。
≪ ハーバード大学はアメリカで最も優秀な人物が集まる大学の一つ。
それは何を意味するか。今まで全米各地で「成績トップ」として生きてきた
人達のうちの半分が、ハーバードでは「平均以下」に位置する。彼ら「天才」
「秀才」と呼ばれてきた人にとっては初めての屈辱だ。そんな過酷な競争社会
ハーバードの学生の幸福度を研究した結果、ある学者は以下のように表現した。
「研究によって得られた発見を一言でいえば『愛』に尽きる」 つまり、
同じぐらい辛い状況、追いつめられた環境の学生たちでも、信頼できる仲間
関係を構築できている学生たちの幸福度は高く、孤立している学生は幸福度
が低い、という結果が出たのだ。この傾向は大学に限ったことではない。
2008年のリーマンショック直後、多くのアメリカ企業は未曾有のパニック状態
に陥ったが、その際、多くの企業は社員同士のコミュニケーションの機会を
増やし、相互の絆を強める努力をしたという。福利厚生費や懇親会などの費用は
不況の時にはまっさきに削られてしまうが、マネージャーたちは自腹でビール代
を捻出し、社員と自由に会話する時間を持ち続けた。人と人との絆に投資する。
これが大切なことなのだ。・・≫
▼ 日本では、居酒屋で上司の悪口を言って憂さをはらし、そこで絆を強める
慣わしがある。私は地縁の会には、ほとんど出ないが、学縁の同期会には
可能な限り参加している。出身校は自分をつくってくれた骨格であり、人生の
道標として参加を続けていると、その時どきの合せ鏡として学ぶことが大きい。
ソーシャルとしては、以前経営していた以前の会社も飲み会がソーシャルへの
投資としていたところがあった・・当時は、忘年会や、退職者の送別会が、
その一つ。年5回として150回以上の宴会をしていたが、面白かったこと!
・・・・・・
4651, 閑話小題 ーターナー展
2013年12月10日(火)
* レグルスの失明
家内が二月ほど前に上京した際に、『ターナー展』を見てきて「良かった」
という。先月末に、NHKが「日曜美術館」で、松岡正剛の解説でターナーの
絵画を紹介していた。一人で美術展に行かない私が、先週末、大学の同級会
のため上京をした際に、上野の東京都美術館に行くことにした。
これは最近読んだ、『一年で全米記憶力チャンピオンになれた理由』の影響
もある。直接、凝視しておけば記憶に残る上に、後でネット写真を見た時、
より深く理解できるはず。開催日も終りに近づいた土曜日の午後もあり、館内
は人で溢れていたが、二時間半をかけ目に焼き付けることができた。思って
いたより遥かに多く出品されていたが、飽きることがなかった。異次元世界
からの光を逆照射した感のする絵画が多い。それも海を背景にした陽光が
「カレーの画家」と揶揄されるほど、くすんだ黄色が印象的。
2013年11月24日放送〜日々流転する風景を描け〜風景画の巨匠 ターナー〜
出演:松岡正剛が非常に良かった。《(内容紹介)18世紀後半から19世紀前半
に活躍した画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851年)。
今なお英国最大巨匠として絶大な人気を誇る。その影響は日本でも夏目漱石が
小説「坊っちゃん」でターナーに言及するなど、時代や文化を超えて多くの人
を魅了し続けている。ターナーが生涯を通じて描いた作品の多くは風景画。
その最大の特色は、光・大気・水の表現。薄いベールを透かして見るような光、
鮮やかな色彩が重り輝く幻想的な海や山の光景。それはターナー独自に
テクニックで生み出されたもの。当時、歴史画や肖像画に比べ地位が低かった
風景画を押し上げ、若くして成功する。しかし後半生は作品が大きく変化する。
雪崩や吹雪、葬儀など謎に満ちた作品を次々と発表。当時誰も見たことのない
抽象画のような作風も多数描く。画家がそこに込めた思いは何か。
番組では風景画家の第一人者に君臨し続けるターナーの実像に迫る。》
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12月10日(土)
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