ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5666,【賢者の言葉】@  〜ショーン・スティーブンソンの言葉 ーA
きたということだ。これだけ劇的な世界恐慌に「現役」で経験するとは思って
もいなかった。 私は、2008年9月16日14時をもって「世界恐慌」と判断。
そう判断すると恐ろしい。みる目が全く違ってくる。みる目が違うと判断も
違ってくる。人生で過って経験をしたことのない最大のイベントが展開を始めた。 
それにしては、まだ実感が少ない。茹で蛙になってしまったのだろうか。
現実に信じられような大混乱が直ぐに始るだろうから・・ ゴールドや、
資源を持っている国は、それを担保になるから、立ち直りが早い。しかし、
体力のない日本の行く末は・・・ 何度でも言う、「恐ろしいことだ!」 》
▼ これを書いた二年半後には、私の事業の売上が半減、2001年9月の9・11テロ
 から三分の一まで激減し、事業断念に至った。この直後から、G20が始まり、
何とか表立った恐慌は抑えているに過ぎない。 米国の証券会社は全滅、米国の
GM、クライスラーは国家管理。EUも、中国も、これから変になっている。 
ただ、何処かの株式市場からの暴落を切欠に世界恐慌になるのは間違いない。
ただ、引き伸ばしているだけ。 そこで、2020年に「東京オリンピック」
を開催するというから、他国から見たらお笑い以前だろう。それだけ、
リーマンショックの影響は大きい。でも、これで自分の事業が崩壊するとは! 
で、「インフレターゲット3%目標」というから、素人の私でも、間違いは
判断できる。その上に、オリンピックとは! 大津波が襲来する直前の浜辺で
酒盛りの用意である。不思議なのは、地方の金融機関が、そのまま存続して
いること。時限爆弾の山だろうが・・ 最後はハイパーインフレで、銀行閉鎖
になるのだろう。現状は、「恐ろしいことだ!になっているはずなのに、
リンゲルを無制限に射っているため??

・・・・・・
4194, 呪いの時代 ー11
2012年09月19日(水)                           
   * 交換経済から贈与経済へ     「呪いの時代」内田樹著  
 何か奇異に思える贈与経済とは、お金でも、物でも、情報・知識でも、
留めないで次に回せということ。情報に限って考えると納得できる。
ブログなどで自分の持っているベストの情報を公開(贈与)することで、
世界中の情報を共有できるようになった。情報化社会では、贈与という
言葉がキーワードになる。銀行預金は、その正反対になる。現在の世界的
不況は、一部勝ち組が得た利益を独り占めをして回さなくなったことにある。
ボランティアは慈善の贈与と解釈出来る。 ーその辺りからー
≪ 贈与経済というのは、要するに自分のところに来たものは退蔵しないで、
 次に「パス」するということです。「自分のところに来たもの」というのは
貨幣でもいいし、商品でもいいし、情報や知識や技術でもいい。とにかく自分
のところで止めないで、次に回す。自分で食べたり飲んだりして使う限り、
保有できる貨幣に限界がある。先ほども言いましたけれど、ある限界を
超えたら、お金をいくら持っていてもそれではもう「金で金を買う」
以外のことはできなくなる。それで「金を買う」以外に使い道のないような
お金は「なくてもいい」お金だと僕は思います。それは周りの貧しい人たちに
「パス」してあげて、彼らの身体的要求を満たすことに使えばいい。
ご飯や服や家や学校や病院のような、直接人間の日常的欲求をみたすものに
使えばいい。タックスヘイブンの銀行口座の磁気的な数字になっているよりは、
具体的に手で触れる「もの」に姿を変える方がいい。・・
 ・・・その人がエンドユーザーであるような人間には贈与は届かない。
贈り物を受け取ったときに、目にも止まらぬ速さで次の贈り先にそれが
パスされるような人のところにしか贈り物は届かない。そういうものです。
贈与経済が成り立つための要件は、ある意味きわめてシンプル。
市民的に成熟していること。それだけです。自分より立場の弱い人たちを
含む相互扶助的なネットワークをすでに作り上げており、その中で自分が

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09月19日(月)
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