ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5603,恋愛心理学 〜⑤ 私の実感の美女論
一歩も踏み出すことが出来ない「小さな自分」に縛られているそれもあるが、
その辺の下世話な内容は、ここでは止めておく。ここは世界的アスリートの話。
天才的芸術家や小説家などは、その小さな自分が、冷静に現象の中の本質を直感
して、それを脚色、新たな創造をする。野球のイチロウにしても、こういう右脳と、
左脳の論理が組み合わせが出来た上で、脳の奥で瞬時に動作を指示する司令塔が
あるようだ。 将棋や囲碁の名人にも同じである。 少し話は変わるが、毎朝、
過去の、この随想日記を読みかえしているが、毎日繰り返していると、読み返して
いる自分が別人格として存在しているような妙な気持ちになる。3、5、10年
前の同月同日の自分と対話している毎朝の自分の存在である。
私=自分は、それぞれの瞬間瞬間いて、これを書いていた。しかし、時間の経過
と同時にTPOSは変化していく。その上に自身も変わっていくため、それぞれを
含めた自身の範囲として、「自分」が立ち上がってくる。哲学的になるが、
脳の奥の小さな存在は、言葉だけでなく、直感も持っている。そのセルフの
直感こそ、天の閃きになる。それでも上手くいかないケースもある。
世界を知れば知るほど、自分の卑小さを直感するが、小さな存在は確実に
真の言葉と直感は研ぎ澄まされていく。 真なる自己、真実の時は、感謝、
感激、感動、極限の時、静粛の中に存在する。 この瞬間は永遠である。
・・・・・・・
3766, ユング ー9
2011年07月18日(月)
〈 ユングー地下の大王 コリン・ウィルソンー� 〉
* 幽体離脱とは
事故などで仮死状態の時の幽体離脱の色いろな体験談を聞くが、共通点がある。
私も何度か幽体離脱と思われる経験をしたことがある。突き詰めれば夢だろう・・
夢にしては、あまりにリアルである。 ユングが六八歳のとき、散歩中凍った
道路で滑って、くるぶしを折って、その二、三日、はげしい心臓発作に襲われた
時に、幽体離脱をし地球の大気圏の境目辺をさ迷った時の体験の手記がある。
幽体離脱は、人間の限りないエネルギーが、あるキッカケで、その外に出て
しまい、外から自分の肉体を眺めているイメージをいう。
【 ユングはこの神秘に対して一つの鍵を与えるように思われる一つのケースを
挙げている。彼は一人の女性の患者が難産の末に死にそうになり、彼女自身が
自分の肉体の上方の空中にあって、自分の肉体を見下ろしているような感じに
なったと述べている。彼女は医者がヒステリックになったのを見ることができた。
それから、彼女の家族が入って来た。彼女は彼らの反応を見た。彼女は自分の
後ろに春の花が咲いている公園のような不思議な光景があることを知った。
それは「別の世界」への入口であることを彼女は知っていた。
彼女は、もし自分がそれを見たら、自分の体を再度入れたくなるかもしれない
ことを知っていた。それで彼は目をそむけ続けていた。彼女が目を覚ました
とき、看護婦に自分が見たことを話すことができた。看護婦は、この患者が
医者やその他のことについて言ったことを正しいと認めざるを得なかった。】
【 ユングはあからさまに言うことはあきらかに気が進まないが、彼が一般的な
意向は明白である。一九四四年に彼自身が死に近づいた経験をしたために、
彼は心は肉体から独立していると確信するようになった。これは、死後の生活
が実在しているという意味であるように思われる。事実、一九三四年に書いた
「魂と死」という論文で、彼はもうすんでのところでこのことを肯定しそうに
なり、生命とは「死という究極の目標」の一つの準備だという考えを、世界の
宗教は受け入れているように思われると注釈している(ここでも彼はことばを
慎重に選んで話しているので、だれも、死後の生命を信じていると、彼を非難
することはできない)。このような「体外遊離経験」はー
「意味のある偶然の一致」と一まとめにして考えると、宇宙が混沌とした集合で
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07月18日(月)
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