ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5565,閑話小題 〜にほん縦断こころ旅 〜③
いって否定するのは、まったく科学的な態度ではないのです。・・「大仮説」と
呼ばれる仮説があります。現在の常識から考えると、ちょっと疑わしい仮説のこと。
でも、そんな「黒い(まちがっているように思える)仮説」であっても、
頭ごなしに否定することではできません。もしかしたら近い将来、大発見で
これまでの常識がひっくりかえって、大仮説こそが「白い(正しいと思える)
仮説になっているかもしれない。現在、進化論を信じている人が、たった
37%。 いまのアメリカで物議をかもしだしている科学論争に、
「インテリジェント・デザイン説」というものがあります。直訳すると
「知的設計説」ですね。人類の起源の話です。むかしは、聖書の記述通り、
約6千年前に人類は神によって創られたという「創造者説」が一般的でした。
それに対して、すごく原始的な生物から40億年という時間をかけて少しずつ
進化していったものが人類であるとしたのが、ダーウィン(1809〜1882)。
ひとことでいうなら、知的設計者説というのは、このダーウィンの「進化論」
に対する対立仮説なんです。これは、カリフォルニアサンディエゴ校で
1999年に作られた仮説です。宇宙のどこかに知的設計者がいて、その知的
設計者がDNAを設計して、生物を創りだしたという説なんですね。だからこれは、
形を変えた創造説といえなくない。ただし、聖書に書かれているような神様で
はなく、あくまで知的設計者という言い方をします。 さて、この説を高校や
大学で教えていいのかどうかという議論が、いまアメリカで盛んに行われている
のです。「進化論は正しい、検証された仮説なんです」というように教える
べきか、あるいは「進化論はたくさんある仮説のうちにすぎず、対立する仮説と
してはたとえば知的設計者説というものがあります」というように教えるべきか。
そういう論争なんです。日本では、まだこの問題は論じられていませんが。
それでブッシュ大統領が、この問題に関して、後者(知的設計者説)の
ようにしたほうがいいだろうみたいなことを公の場でいって、一気に大騒ぎに
なっているんです。 ・・13歳から17歳までのアメリカの若者に、
ダーウィンの進化論についてアンケートをとった結果があります
それによると、ダーウィンの進化論は証拠によって支持された、検証済みの
科学理論であると思っている人は37%。たくさんある仮説のうちのひとつに
すぎず、それなりに検証されているが確定的ではないと思っている人は30%。
残り33%の人は「わからない」という結果です。これから、若者のあいだ
では進化論が揺らいでいることがわかります。・・ ≫
▼ 実際に我われは三次元の世界しか知ることが出来ないが、
4次元〜10次元の世界があるという。その次元の存在が三次元の我々の
世界を操作しているとしても、我々には認識しようもない。一神教はアッラー
の神が、それにあたると主張するだろう。最後は宗教問題に行き当たる。
宇宙や世界の存在の不思議が深まるにつれ、認識と判断は困難になっていく。
知的設計者か!
・・・・・・
4094, 嫌老社会
2012年06月10日(日)
「嫌老社会 老いを拒絶する時代 」長沼 行太郎 (著)
* 歴史的一回限りの、新種の階級問題
10数回にわたり「老いへの不安 歳を取りそこねる人たち 」春日武彦(著)
を取り上げて老いを暗黒面から考えてみた。昔から老いは嫌われ片隅に追い
やられてきた。ところが戦後の中核をなしてきた団塊世代が熟年をむかえ、
大量に溢れ出してきた現在、彼らを軸とした世代内の格差と、他の世代との
格差が、大きな問題になってきた。周囲に元気な人が多いため自分たちが老人
の意識が今ひとつ持てないのである。彼ら自身が老いを嫌い、その下の世代から
も目の上の瘤として厭われている。それが年金格差であり、貯金格差などを起因
とするから問題は複雑である。それは親子、嫁姑関係にも微妙に関係してくる。
まずは、内容ーアマゾンから
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06月10日(金)
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