ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5538,哲学者は、世間人を、「世人(せじん)」という
4067, つれづれに ー悲観的すぎるのか
2012年05月14日(月)
 先日、一年半ぶりに木鶏クラブの会に出席した。この会の何人かは、
私のブログを見てくれているが、自分でも気にしていた、「最近の世界と
日本経済の私の見方が悲観的過ぎるのでは」と指摘をされた。読者の多くは、
「一年前に会社を潰したため、悲観的になっているだろう」と予感をしていたが、
案の定。その指摘に対して、「自分の事業の資産デフレと価格デフレの実情を
実際に見て、右下がりの移動年計グラフを10年間にわたって見てきた裏ずけ
がある。世界の株価の総額が4千兆円というが、その十数倍=6京円の不良債権
が銀行、企業、政府の金庫の中に隠されている。これは、何かのキッカケで現れ
出る日がくる。私の事業に早めに来たので、会社をたたんだが、これから世界
恐慌というカタチで、大荒れになるのは当然の理。決して、悲観的過ぎないと・・
日本政府の財政を見れば分かるはず、この有様をみて、悲観的に思わないほうが
変である。」等々、の話になった。フランスも、ギリシャも、今回の選挙で、
国民は緊縮政策に「ノー」の答えを出した。 綺麗事をいい国民におもねいた
野党の毒入りの饅頭の政策に傾いてしまった。それと現在の民主党と自民党の
一部の連中の、囁きは同じ。10年前、5年前に、現在の事態を予測して、
警告を発した人は、当時は変人扱いをされていた。5年先から現在に戻ってきて、
警告を発したら、私が言い続けてきたことなど、大甘の論になると確信している。
5年後は世界恐慌の渦中にあり、銀行閉鎖とか、食料の配給もありえる話。
5年前、リーマンショックや、東北大震災と原発事故を想像できただろうか。
両者とも、500年とも千年に一度の大事件である。目先の応急処理で平静を
保っているが、株式の大暴落やハイパーインフレなど大クラッシュが起て当然。 
リーマンショックという大地震は起きてしまったのである。その後の津波は
1〜2年以内に押し寄せてくる。ただ、時間の問題でしかない。地方経済は
半値八掛が現実。現場は沈黙しているが。ところで移動統計グラフとは、月単位
とすると、毎月、去年の翌月から今月までの年間の売上合計をとりグラフ化した
もの。それをみると、一年単位の趨勢が見えてくる。この右下がり傾向が10年
以上も続いているのが地方の現状。 それで6〜7割減といえば・・ 
一番先に現れるのが駅周辺のホテル、居酒屋、タクシー業界。 さらに携帯、
パソコンなどの情報化が、消費者のシビアな選択を加速、競争を激化させる。
その結果としてデフレが拍車。この中で供給サイドの体力は大きく削ぎ落と
されている。 悲観的になるわ〜
 ・・・・・・・
3701, ジャズについて −2
2011年05月14日(土)
            ー 三枝成彰著「音楽の本」より
【 * スピリチュアル、ブルース、ラクタイム…ジャズのルーツは黒人音楽。 
 ニューオリンズのブラスバンドだけがジャズの母体となったわけではない。
二百年にわたるアメリカ黒人の悲惨な奴隷生活の中から自然に沸き起こってきた
‘魂の歌’の営々たる蓄積が、今世紀初頭にジャズという人種の垣根を超えた
新しい大衆音楽として花開いた、ともいえるだろう。そうした‘魂の歌’が、
ワーク・ソング(労働歌)であり、スピリチュアル(黒人霊歌)であり、ブルース。
ワーク・ソングとは、その名の通り、長く単純な肉体労働の最中、少しでも気を
紛らせるために、あるいは仲間主体となってその苦行を乗り切るために歌った
歌のことである。リーダーが即興で一声うなると、それ応じて全員がコーラスで
応じるスタイルだった。これは、たとえばかって日本の酒つくりで、極寒の
酒造りの中で杜氏たちが作業中に歌った‘元摺り歌"などにも通じるものがある。
 ワーク・ソングはなにも黒人特有のものではなく、世界のいたるところで
かつては見られた労働者の風習だったといえるだろう。スピリチュアルは、
西洋キリスト教の賛美歌などに影響を受けた黒人独特の宗教歌で、これは教会

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05月14日(土)
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