ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5523,若者よ、外に出よ! ー② トルコ編
≪ バブル最盛期の1980年代後半に行なわれた、仕事の満足度に関する
日米比較調査がある。おそらくほとんどのひとは、日本と米国のデータが
すべて逆になっていると思うだろう。この調査結果は衝撃的で、私たちの「常識」
を根底から覆す。カリブォルニア大学と南カロライナ大学によるこの調査は、
日本の厚木と米中西部イソディアナポリス地区の製造業七業種の労働者それぞれ
4千人あまりを対象とした大規模なものだ。彼らは日本と米国の仕事観に際立った
違いを明らかにした。
* 結局のところ「いまの仕事にどれほど満足ですか」との質問に対し、
満足との回答は米で34%、日本はその半分の17・8%。不満は米では
わずか4・5%に対し、日本はその三倍の15・9%にのぼる。
*「あなにの友人にこの会社であなたのような仕事を希望したら、あなたは
勧めますか」の質問には、米では63・4%が友人に勧めると答えたのに対し、
日本はわずか18・5%だけだ。逆に勧めないと答えたのは、米が11・3、
日本が27・6%だ。
*「いまあなたが知っていることを入職時に知っているとしてこの会社の
いま一度、この仕事につきますか」の質問では、「もう一度やりたい」
との回答は米ではじつに69・1%、日本は23・3%と三分の一にすぎない。
二度とやりたくない」は米ではわずか8%、日本は39・6%と回答者の
四割にものぼる。
*「いまの仕事は、入職時の希望と比較して合格点をつけますか」に対しては、
合格点は米33・6%に対し日本はわずか5・2%にすぎない。否定にいたって
は米の14・0%に対し、日本は62・5%と過半数を超える。もういちど
繰り返すけれど、これは雇用崩壊が騒がれるようになった最近の調査結果
ではない。80年代は日本企業が世界に君臨し"ジャパン・アズ、ナンバーワン"
と呼ばれた時代であり、一方のアメリカでは、家族経営を信条としていたIBMや
コダック、AT&Tなどの大企業が次々と大規模なリストラに追い込まれていた。
それにもかかわらず、アメリカの労働者のほうが日本のサラリーマンよりも
はるかに仕事に充実感を持ち、会社を愛し、貢献したいと思っていたのだ。≫
▼ アメリカの平均的家庭はプロテスタントで、働くことの価値の宗教的
裏づけがある。日本にあるのは、儒教と朱子学の勤勉と、藩への滅私奉公の
意識ぐらい。それもアメリカの占領政策により、骨抜き。特に私は従属が大嫌い。
そのため会社に入らないで済ませるため、自分で会社を作る道を選んだ。
振り返ると、それが正解? 調査結果の内容は、国民の民度の問題でもある。
これでは経済の荒波が来れば、ヘチャルわけ。使われるのも大変だが、
使う方はモット大変。 * これらの質問の逆を考えて、何人肯定出来る?
日本人と同じ比率? 肯定肯定、絶対肯定!と、感謝の言葉を繰り返す日々。
・・・・・・
4052, 閑話小題
2012年04月29日(日)
* ゴールデンウィーク
ゴールデンウィークといっても、現在の私には関係ないし、敢えて人混み
の中に外出をすることもない。一般社会では、まとまった休暇は、この時期
しかないのが世の習い。大多数が行楽地に出かけたりするのを見ると、似た
ように動きたくなるのが人情。 ところで、現在通っているスポーツジムが、
この期間にオール・オープンのサービスを打ち出してきた。年中休みの私に
とって有難いことである。例年、ゴールデン・ウィークは昼か夜、隔日ごとに
外食するのが慣い。今年も何の予定も無し、サンデー毎日と同じ感覚である。
5月の連休をゴールデンウィークとは、良い命名である。
* 見切り千両
撤収の決断のキーワードは、「見切り千両」である。 以前より節目では
「見切り千両」をキーワードにしてきた。見切りこそ生物的本能が生かされる。
攻撃の判断と、撤退の判断、この二つが決断の要。 そのためには経験と知識
の蓄積が必要。攻撃の決断より、撤退の決断は遥かに難しい。
遅かったきらいもあるが、この時しかなかったのも事実。
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04月29日(金)
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