ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5441,閑話小題 〜去年の同月同日の関連内容
国の中ではルーズさに関しては最悪の国。 5千数百人の乗客の船長が我先に
救命ボートに乗って逃げ出す失態は、国家そのものの恥でもある。 
呆れる以前の問題で、誰も馬鹿馬鹿しく批評すらしないのが笑いを誘う。 
その言い訳が二転三転し、イタリア人らしい。 
  ー ネットのニュースーより
【イタリア中部ジリオ島沖で起きた大型クルーズ船「コスタ・コンコルディア号」
の座礁事故で、英BBC放送は18日、伊主要メディアの報道として、過失致死
などの疑い同じルートを通ったことがあるとし「今回は転進を指示するのが遅れた」
と語った。スケッティーノ船長の捜査当局に対する供述調書の内容を伝えた。 
それによると、船長は、乗客を船上に置き去りにして先に船を離れたことを認めた
うえで、自らの意思に反して岸へ運ばれてしまったと供述。 座礁した船の上で
転び、偶然、救命ボートの中に落ちたと主張しているという。 船長はまた、
船を島に接近させすぎたことが事故の原因と認めたうえで、以前にも3、4回、
接近させたと話している。 】
▼ ここで、今回の沈みゆく倒産劇の私が、この船長に重なるところがあった? 
 という思いが出ている。私の場合、何とか二人の年金で生活をしていけるが、
従業員たちは、この時代に生活していくのが至難。 事業を始める時、「始めた
からにはリスクが伴う。全てを失っても後悔はしない」と最悪の想定をしていた
ので割り切りは早い。しかし社員の立場は覚悟が違う上に、生活がかかっている。
生活が確保されている私をみて、あの船長と同じようにみえて当然。そのブザマ
な姿が自分に重なる! これも事業の起承転結の結。リーマンショックからの
売上激減の日々が大変だったので、この厳しさには平然としていられるが、
夜半に独り、あれこれ考えると凍りつく思いがする。これも覚悟の上で始めた
こと。45年の総括は2ヶ月後に行うが、創業準備の15年間の方が、
この事業の30年の数倍の厳しさとエネルギーを要した。準備を十分にして、
時流の風に乗せてしまえば、あとは自動的に流れていく。準備期15年の満足度
80点、30年スパンは60点、45年間で均して70点。最悪の結果としても。
惨劇を身近で多く見てきて、電光石火で終えたのは、不幸中の幸。 
全ての人の人生は本来、無様・・・ 私も、その一人と思えば気持ちが楽。
あの船長、天国から地獄。マフィアからも狙われる!
・・・・・・
3605, 大行進〜中国“小皇帝
 2011年02月07日(月)
 BShi で2月5日(土)午後8:00の
「大行進〜中国“小皇帝”たちの孤独〜」が濃い内容。〜まずは、紹介文から
≪ 急激な経済発展で増加した中国の新富裕層。たった一人の子どもが大事に
 され、何不自由ない環境とモノや金が与えられる。“小皇帝”と呼ばれるその
子たちの中には、親に暴力を振るうなど、問題行動を起こす子どもたちが増加。
そんな手に負えない「悪童」らを更生させようという、型破りな民間学校が
10年前に開校した。名物授業は2週間以上も歩き続ける400キロの「大行進」。
10tトラックで寝起きして毎日およそ8時間、平均40キロを歩き、精神的な
達成感と自信をつけさせること、そして農村にホームステイさせてもらい、
社会体験を積むことが目的だ。番組では大行進する子どもたちに密着。
家庭の問題や将来への不安など、彼らの本音に耳を傾け、歩き続ける中で
自分を見つめ、成長し、あるいは葛藤する姿を追う。≫
▼ 深く考えさせられる内容。日本で似ているのが「戸塚ヨットスクール」。
 これほど厳しくはない。ここで収容されている何人かの小皇帝を通して、
それぞれの親子関係と本人の抱えている問題が浮き出てくる。
何らかの問題は家族の中にある。 集団生活の中で、日記を書くことや、
掃除、互いへの思いやりが出来ていくプロセスを淡々と映し出されている。 
家庭生活を通して父親、母親、そして兄弟から多くを学んで育っていくが、
両親が共働きで一人っ子にはモデルがない。その結果、親も子供も戸惑う。

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02月07日(日)
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