ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5371,楽しむことを人生の目標に 〜②
間違いありません。しかしグローバル化の時代、3年も猶予を与えられたので
打ち切りも致しかたがない、のも道理です。悪いことに再来年には消費税の増税
が控えています。ここで1〜2年、更に引伸ばしても同じでは? というのも、
既に事業から退いたから言えること。私の事業フィールドが地方だったことも
ありますが、地域経済の冷え込みは、想像を絶しています。
著者の指摘で中小企業の金融政策関係者に大きく取り上げられ中小企業の助け
になることを望みます。私が、3・11以降、あのまま事業を続けていたらと思う
と背筋が寒くなります。経済的大津波は、外海から内海に向けて押し寄せて来て
いるのが、私には見えています。私は償却前赤字を事業断念の目安にしました。 
情報化と、グローバル化による生産の国内から海外へのシフトによる空洞化と、
物価と資産デフレの中小企業への直撃が、この異常事態を引き起こしています。
それを割り切り諦めるか、最後の最後まで踏み止まるか、難しい問題です。
小泉改革は、あまりに大手銀行よりで、私の経験からしても酷いものでした。
その方向に、自民党が政権をとった時に戻るとしたら、恐ろしい結果が待って
いるはずです。その中で、丁度良いタイミングで世に問うている素晴らしい
中小企業擁護論です。多くに金融関係者に是非とも読まれることを勧めます。≫
▼ 昨夜、TVで「来春の『金融円滑法の打ち切り』後は、弾力的に対応する」
 というコメントが流されていた。この著書が大きく影響したのか、タイミング
的に同じだったのか? 世情の厳しさは、止まることはない。
 ・・・・・・
3899, 国債クラッシュ
2011年11月28日(月)
   「国債クラッシュ―震災ショックで迫り来る財政破綻」須田慎一郎(著)
 ◎ 国債金利2%で発生 ?
図書館で何気なく手にした本だが、来年暮れの具体的な国債暴落の
シュミレーションが生々しい。この本の出版日が今年の6月末。それからして
4〜5月に書かれたもの。半年間の流れは、この本のシュミレーションより
危機の度合いは激しい。ギリシャ危機で世界恐慌一歩手前まで行ってしまい、
イタリアがIMFの実質管理入りし、そしてスペインとハンガリーが危険水域
まできた。さらに一番安全とみられていたドイツ国債が三分の一も売れ残って
しまった。 日米より遥かに健全?と思われているドイツ国債の売れ残りには
世界中が唖然とした。それならば日本は?の連想になる。
この本のシュミレーションは一年後の11月から12月の想定。この本を読み
始めた直後に、ある人からメールが入り、石角完爾『ファイナル・クラッシュ』
(朝日新聞出版)が、シビアに現在の日本の危機が書いてあると教えてくれた。
また昨日の関西系TVの政治経済を話題にしたバラエティーでも、この本を
取り上げていた。アマゾンの書評を読んで、こちらの方がよりシビアと早速、
購入した。 ー「国債クラッシュ」のアマゾンの内容紹介からー
 2012年12月、ついに「その日」がやって来る。大震災が「財政破綻」の引き金
をひく戦慄のシナリオを詳細シミュレーションで検証。3.11大震災以降、
日本の抱える「財政破綻」という"時限爆弾"のタイマーは、確実に時を刻む
スピードを上げている。国債の大暴落が円・株・債券の全面安という、空前の
「日本売り」を引き起こす戦慄のシナリオを詳細シミュレーションで徹底検証。
  〜印象的な部分を、書き出してみると・・
*「具体的には長期金利2%が、実質的な[国債クラッシュ]の目安。
 その数値に達成した場合、為替では、現在の様相がウソのように円安にぶれて
 いき、それによる価値の目減り分を嫌った資産の海外逃避が、いっせいに進み、
 円安の底なし沼にはまる」
*「マーケットには現実を正確に把握する力も、結果を見通す眼力もない。
 マーケットには不安に駆られやすく臆病で、かつ利己的な心理があり、
 それに従った場当たり的な判断があるだけ」
*「国は国民から税金を取れないがために、国債を発行して『借りる』という

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11月28日(土)
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