ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5370,閑話小題 〜思いのままに
の株価が、ここまで落ち込むことはない。その中で消費税の10%へのアップ
を与野党がこぞって反対をしている現状は情けない。とはいえ経済の疲弊度
からみて、内税のコストを中小企業が吸収するに限界を超えることになる。
  * 70インチTV
 新聞報道で70インチのTVが売り出されたとあったので家電で見てきたが、
想像以上に大きい。50インチの二倍近い画面であれば当然だが、一般の家庭の
居間に果たして収まるか疑問もある。大型TVは大きいほど良いが・・ 
あれでデナーショーを見たら現場感覚に近い迫力を感じ取ることが出来るだろう。
50インチのTVを見た時の驚き冷めないうちに、二倍の大きさになっている。
こういう不景気の時代、家でTVを見ているのが一番安上がり。
 ・・・・・・・
3533, 竹森俊平の「漂流を始める世界経済」
2010年11月27日(土)
 経済専門雑誌「Voice」12月号に、
竹森俊平「漂流を始める世界経済」があった。
彼はリーマンショックの直前に、それを予測するような著書
「資本主義は嫌いですか」を出版している。直ぐに読んだが、そこで
「紙切れ通貨制度」の功罪を呈示し、そこから生じる厄介な問題がいくら
抱えても、われわれは管理通貨制度と、うまくつきあっていくしかない!
と論じている。「漂流を始める世界経済」の中で彼は、2011年の記憶を
あらかじめ消去してしまいたいほどの経済惨状を予測する。
【来年には世界経済が二番底に陥る可能性が高く、その様相が悲惨になる
 からだ。主要国指導者は己の判断ミスを認めず、責任を外国に転嫁し保護
貿易主義に走る。しかし保護主義によって事態が好転しないため、指導者への
信頼は一層地に墜ち、その後の操縦席に人がいない状態になり、世界経済の
漂流が始まるという。 そこで二番底は、ギリシャ危機以降、PIIGS
(ポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、スペイン)の破綻と
考えたが、それを撤回した。 ヨーロッパのエコノミストや政治家と、逆に
財政刺激策の継続を説くアメリカのカウンターパートとを比べると、景気浮揚
に失敗するのはヨーロッパと思われるが、ヨーロッパの政治エリートは、
大衆の意向に反して豹変が許されている。「状況が変わった」と、今までと
百八十度異なる政策をとることも可能である。しかし選挙民の思惑にがんじ
がらめなのがアメリカ。失業率9%台の高止まりも、本来、緊急景気対策費
65兆円のおかげで、その程度でいられると読むべきだが、「巨額な対策費
にもかかわらずそんな効果しか上げられないのか!」と受け止めるのが
アメリカ国民の実態。 さらに今年末には前政権による所得減税が終了し
11年からは増税が始まる。「ティーパーティ運動」が声高に叫ぶ
「これ以上無駄な税金を使うな」を、政治家が無視できなくなる。
ということは、二番底がどこかで発生するとみてよい。今や二番底と保護
貿易主義という暗雲がたち現われている。ここで世界は問われているのは
政治のありようである。】
 ・・・・・・・・
3158, 金を通して世界を読む  −1
 2009年11月27日(金)
  「 金を通して世界を読む 」 豊島 逸夫 (著)
 このところ、金の価格が動き始めてきた。年初からみると、
4割の上げで3500円。銀が9割上げていることからみて、まだ上がる
という強きの見方が大勢である。この本、半年前に買って目を通したが、
あまり積極的には読んでなかった。しかし、ここで新聞などで金の値上がりが
報じられたこともあり、再び読み始めたが面白い。 まず、その内容より。
・投機を目的とするか、投資なのかをハッキリすべし。
・金は一般的に「有事の買い」といわれるが、実は「平時の買い、有事の売り」。
・ドルは200年、金は2000年の通貨の歴史がある。
・ドル発券国のアメリカの外貨準備に占める金の割合は70パーセント以上。
中国・日本は1%に過ぎず、巨額のドルを保有。欧州のドイツ、フランスは
50パーセント以上。中国の金の生産量が南アを抜いて世界一位。その日本は、

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11月27日(金)
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