ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5357,閑話小題 〜大学の同級生が次々と!
リベラリズムとは自由主義のことを言い、物事の価値の中立性をとなえる
立場である。分かりやすく言うと「善に対して正の優先性」をとる立場。 
本来は平等など我われの世界には存在しない。全てが不平等である。
金持ちと貧乏人、才色兼備と、そうでない人など比較すれば全てが不平等に
出来ている。情報化などで一強多弱が進むと、その格差は社会的歪を生み
出してくる。そこで問題になるのが平等と公平の問題になってくる。
それを克服するために正議論が出てきている。正義の二つの原理、すなわち
「平等な自由の原理」と「機会均等」である。
◎ まず第一原理ー「平等な自由の原理」とは、<各人は基本的な自由に
 対する体系に対して平等の権利を持つべきで、この自由の体系は他者と
 両立しなければならない>という原理である。自由に関して誰も平等で
 あるべき、ということ。
◎ 第二原理とは、「社会的、経済的不平等は次の二つの条件を満たして
 いなくてならない。
(a)「社会の最も恵まれてない人の状況を改善すること」、
(b)機会の公正な均等という条件の下で 全員に開かれている公職や
 地位に伴うこと」の二つ。≫
▼ 競争条件の前提として、自由度と機会平等の権利を持たすべきという
 ことになる。資本主義も、社会主義も、家系の知力、資金力で、競争前提
が全く違っているのが実情。それが、そのまま、社会的格差になっている。
中学校の同級生の、その後の人生を見ていると、その時の家庭の格差の拡大が、
その後の人生に見えている。(但し、何事も例外はある)
ロールズの言わんとする趣旨は、道徳的議論、つまり善悪の「善」よりも、
手続き的な正しさの「正」を優先させるところにある。それを守るために、
これらの原理と、その都度の判断を比較して、公式そのものの妥当性を
チェックすべきとしている。「平等は無理としても、公平であるべき」
というが、しっかりした二つの原理の社会的前提がなければならない。
現在、情報化で社会的不平等が露出されてデモが多発している。これは
「平等と公平」の問題を訴えているのである。そこで、この『正義論』が
大きくクローズアップされている。自由人平等と博愛の問題は、そう簡単
でない。明治以降、日本が世界列強の一つになったのは、家柄より学力、
学歴を最優先したからだ。 二つの原理が明確に当てはまる。
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3520, 電子書籍は、その後どうなった?
2010年11月14日(日)
 iPadで火がついた電子書籍は、その後、どうなったか?が、読売新聞
で特集をしていた。また一昨日の朝のNHKニュースでも取り上げていた。
5月末に発売されて半年で、トピックスとしても丁度良いタイミング。
私も秋口11月頃と発売当初に考えていたが、各社メーカーが年内に出揃った後、
比較してからにした。それとまだ電子ブック・ソフトの販売網も充実をしてない。
 4年後にタブレット式パソコンが二億台も普及するという。戦士書籍だけで
なく新聞、雑誌も、ブログ、ツイッターも、ここから見ることになる。
これまでの隠れネット難民も、その使いやすさから使い出すだろうから、
社会的には大きなインパクトを与える。例えの話だが、村上春樹が自分の
小説をブログから直接販売も可能になる。映像ではYoutubeが自分撮った
ビデオを、直接投稿をしている。良い内容のものはネット上の口コミや
視聴ランキングの多さで、一瞬に世界を駆け巡るので、直ぐにスターになれる。
既に、ここから多くのスターが出ている。
 タブレットは電子書籍専門のものと、他の機能が入っているタブラットと
大別される。多機能のiPadは、半年で700万台売れた。その使用場面が居間と
外出先の電車やレストラン。多くのメーカーが、それぞれの機能の特徴を前面
に出した機種の出現が楽しみ。思いもよらないソフトも出てくるだろう。
既にアコーデオンの鍵盤を画面に映し出し、演奏できるものや、パソコンや
iPhoeにある自動車運転ソフトを使い、他の誰かとレースを競うものとか、
カラオケ端末機能とか、数年後には、日常の当たり前の端末になる。

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11月14日(土)
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