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堀井On-Line
by horii86
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■5354,島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜 ー⑤
知ると、それまでの考えを無意識に修正してしまい、以前より修正後の考えを
持っていたと思い込んでしまう。大部分の人は世界は自分の為にあり、
自分中心に地球が回っていると考えている。実際は、その正反対であるのに。
その甘い考えで経験を重ねるうち、直接、自分に跳ね返って叩きのめされる。
それが小さな事態なら、まだ良いが・・ 「楽観は意志、悲観は感情」という
言葉は、一面、真理だが、これは意志に裏づけがあり強固であってこそ。
右上がりの時流の時は「長期、楽観!短期、悲観!にして、日々楽しく!」で、
右下がり時は、「長期悲観、短期楽観で、日々可笑しく!」を旨にして、
冷静にあるべき。楽観的であるのはよいが、現象のマイナス部分を見て
見えないという、欠点がある。その蓄積が大失敗に繋がる。
自分のことか?・・ いや、貴方も!
・・・・・・・
3882, 閑話小題
2011年11月11日(金)
* カラスの怒り
一月ほど前の話になるが、信濃川の大橋を自転車で走っていると、
橋の下から飛んできて欄干にとまろうとしたカラスと50センチ位の間近か
に鉢合わせをした。カラスは不意をつかれヒックリ返って橋の下の方に落ちて
いった。 しかし体制を立て直したのだろう、30Mも行かないうちに自転車
の数メートル先の欄干に止まって羽をいからせ威嚇してきた。それを4度も繰り
返したことから、怒り心頭が分った。 カラスも人間のような意地があるようだ。
散歩などで時おり威嚇してくることがある。 黒色系の服装が刺激するのだろう。
鳥は、人間が思っているより遥かに頭がよい。それもカラスは、地元密着で多く
の知識の蓄積がなされている。 人間社会との微妙な距離を守り共存している。
土鳩とカラスと雀は世界の街の何処にでもいる鳥である。
* オリンパスの飛ばし
オリンパスの飛ばしと英国人社長の解任事件、英国の優秀な人物を社長に
したのはよいが、その男は一神教の堅物。彼を引き上げた実力者の意図と違った
行動を始め即刻、首なった。ところが、その英国人が内幕を暴露をし、世界的な
ニュースになってしまい実力者の元社長は追放され、司直が入る可能性が出た。
これが現在、伝わってくる情報。飛ばしは、粉飾決算の手法の一つ。
それが銀行と証券会社主導かが問題視されている。飛ばしは日本だけの慣習か?
世界共通の手法かは分からないが、これを切欠に、次の飛ばしの会社が槍玉に
なってくる。次は、どの会社かは情報筋は分かっているはず。
この事件はアメリカにとっても、大きな日本バッシングのネタになる。
今度は、オリンパスが買収される側になる?一英国人からみた日本の経営的
慣行は、非常に歪んで見えるのだろう。それが白日に曝されるのだから・・
アメリカは、TPP交渉に日本を引きずり出す絶好のネタとして、
最大限、使ってくるはず。
・・・・・・・
3517, 不況景色とは、こんなもの? −1
2010年11月11日(木)
* 繊維業界の不況景色とは?
昨日の朝のNHKニュースのレポートで岐阜を中心とした繊維不況の実態を
映し出していた。デフレに対する人件費の削減のため、中国人を研修目的の
名目で入国させて何とか凌いでいたが、研修目的という題目の低賃金が法律で
禁止されることになり、先行き真っ暗という。ついに、来るところまで来て
しまったという深刻なもの。30年前に5年近く実家の衣料量販店をたずさわり、
岐阜や広島などの生産現地に仕入れに行っていたこともあり、その深刻度が
直に伝わってくる。現在は業種は変わってもほぼ同じような問題で地域経済は
喘いでいる。住宅も、車も、電気製品も、エコポイント制度による前倒し
需要で何とか今年は凌いできたが、問題は来年はどうなるか?である。
前倒し需要の反動がモロに日本を覆うことになり、来年は更に冷え込みが
大きくなる。考えただけで恐ろしい。また消費税の増税も待ったなし、
ときているし、さらにTPP(環太平洋湾自由貿易)で、農業も例外なく
自由化されれば、日本の農業は大打撃を被ることになる。もし参加しないなら、
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11月11日(水)
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