ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5348,高校生の娘に裏切られました 〜身の下相談
 毎日新聞の『「豊かさ」の誕生…』=W・バーンスタイン著の書評で、
その内容が紹介されていたが、なかなかよい。建前でいえば、
「お金で幸せが買えるかって?冗談じゃない。幸せは心の問題だろう。
それが金で買えれば、世の中の金持ち全部幸せのはず。
 質問そのものがナンセンス」が正論である。
しかし本音のところ、 「金は何でも買うこともできる自由の塊、何で
そんな建前をいうのか? そんなことを言えるのは充分ある人のこと。」
と、陰の声がささやく。
「貧乏の極みで家庭は崩壊、借金で高利貸しに追われ、最後は不幸のどん底、
投身自殺を図ったが死に切れず・・・」
 これなど不幸のカタチで何処にもあるパターンである。
倒産や失業では金欠が当面の切実の問題になる。
人間の品性は「金欠と女性問題」で露わになる事例を山ほどみてきたので、
間違いなく「金のないのは、人を不幸にする」ということだけは断言できる。
幸せになるのもいるが、それは珍しいから小説の種になる。
 私の持論は、「金で8割の幸せは買えるが、あとの2割は金で買えない。
その2割こそ一番大切なことである。しかし8割は買える。
幸せとは、したいことがあり、それをやり遂げた心のさまである。
それは金では確かに買えない部分もあるが、しかし金=自由であるから、
やり遂げる手段としては、最有効になる。」である。 理屈として、
「買えるものは買えるし、買えないものは買えない。買えるものは金があれば
こそ買える。金が無ければ‘買えない’範囲が広くなる。そのぶん自由度が
狭くなる。自由は人間にとって非常に大きい幸福の要素である。
自由度を大きくするには、より多く金が有ればよい。生存レベルで必死の人
にとって、{生活手段としての資金の確保から解放されることが幸せである}
のは当然のことであり、お金は資金確保からの解放を意味する。
生存レベルの資金確保の束縛から解放された人は逆に、 幸福感が
「生活資金確保の段階」からアップスケールしているのだから、身近な世界の
人との比較や、違うレベルの欲望の達成の幸福感でなくては、幸せなれなくなる。
 金が無くなって「お金だけが人生ではないお金は決して人を幸せにはしない」
と、言うに丁度よい言葉の羅列にはなるが。
・・・・・・
4241, 閑話小題 ーある居酒屋で
2012年11月05日(月)
    * 再び不景気の話
 先日、TVで成田のホテル事情を放送していた。値段とサービス競争で
少ない客の獲得競争が激烈化している、という。日航ホテルがツイン・ダブル
で一人3千円からと、打ち出していた。もちろん飛行場までは無料のシャトル
バスが出ている。「訳あり客室」と名うって限定数だが、実は何の問題のない
部屋。最近は格安運賃で早朝出発の客が多いので、格安価格を打ち出すしか
ないようだ。そのホテル内にはローソンがあり、お客の殆どが、そこで弁当を
買っている。中国・韓国からの客も激減で死活問題。新潟駅前も厳しかったが、
成田は、そんなものではなさそう。リゾートホテルや温泉街など酷いようだが、
潰れないのは銀行が潰せないため。年の瀬に向かって厳しさが直に伝わる。
ナショナルが二年で1兆5千億の赤字を計上したと報道にあった。
粉飾などしないのがナショナルの良さだが、スマートフォンと、タブレット
PCに、テレビ、デジカメ、パソコン、電話、書籍、ナビなどが集約され
格安になれば、会社の土台から揺らいで当然。その上に韓国のサム寸や、
中国の家電がシンプルな格安商品を売り出し攻勢をかけている。世界ブランド
のナショナル、シャープ、ソニーなどが、会社存続も危ぶまれるなど
数年前までは考えられなかった。 
   * その上に不景気の話
 日経新聞に ≪ 【ソニー、パナソニック、シャープ】3社の5年前
の2007年前半の時価総額16兆円が、2兆円にまで激減、逆に韓国の
サムスンは14兆円まで増えている≫と報じていた。今や産業全体が衰退
しており、好調を維持している産業が衰退する事態になりつつある。

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11月05日(木)
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