ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5347,事前の一策は、事後の百策に勝る 〜2
不安が強まった。独仏首脳はギリシャ側と2日に緊急会談を開き、対応を協議。 
1日の欧州株式市場では、ドイツの株価指数が一時6%、フランスの株価指数
が一時5%を超える大幅な下落になった。とりわけギリシャ国債を多く持つ
仏金融大手のソシエテ・ジェネラルやBNPパリバなどの株価が大きく落ち込み、
金融機関の経営への懸念が強まっている。その後のニューヨーク株式市場も急落。
大企業で構成するダウ工業株平均は一時、前日終値より約320ドル下落した。 
欧州通貨「ユーロ」も売り込まれている。1日午前の東京外国為替市場では一時
1ユーロ=109円台をつけたが、その後は 円高ユーロ安が進み、欧米市場
では106円台になった。】
▼ 世界の金融関係者は固唾を飲んで見ているが、日本は、他山の石でない
 から大変である。問題はギリシャだけでなく、他のPIIGSが控えている
こと。その上にアメリカも、日本も、そして中国も大きな地雷を抱えている。
各国の指導者の誰も、その解決方法が分らず、成り行きに従うしかないのが現状。 
ギリシャの公務員数が、何と人口の10パーセント。日本の公務員数はというと
400万人。国家公務員100万人、地方公務員300万人。多いといっても3%。
話は飛ぶが、日本の公務員は、退職金とか公務員年金を給料に換算すると年に
一千万近くになるという。で、それを掛けると、何と40兆円になる。
国家予算と、地方の予算は別としても、国家予算より多いことになる。
で、国の予算が実収入の三倍。 当然、待っているのは、国家破綻である。
そして韓国がIMFの管理下で血の滲むような、合理化をせざるを得なかった
道が目の前に待っている。同調バイアスと、正常性バイアス、そして他愛主義者
が政権をとっていることもあり、国民は大津波の前の土手で、車に寄りかかって
プカプカとタバコを吸っている姿に類推できるのが、現時点。海岸線の危ない人
の話だけでない。
  ・・・・・・・
 3510, ユダヤ人の頭脳活性法 ー4
2010年11月04日(木)
「ユダヤ人の頭脳活性法 」手島 佑郎 (著)
   * 全身学習法
 子供が六歳でへゲルとよばれる寺小屋に通い始めると、まず文字を指で
押さえながら朗読することを教える。つまり、目で文字を追い、指で押さえ、
口で朗読し、耳で聞くわけである。人にとっていちばん記憶しやすいのが、
自分の声。次は胎内入る時から聞いている母親の声。母親の語る童話や
寝物語は、人間の知性の発育に大きく影響。ユダヤ人は、これに加えて、
身体を前後に揺らしながら読みます。つまり全身を使って読むわけである。 
我われは本を持って部屋をウロウロしながら小さな声を出して読むのが一番
効果があることになる。座って前後に身体を揺らせながら読んでもよいが。
こういう時、速読は駄目で、ゆっくりと一行ずつ幾度も音読を繰り返し、
文章の余韻を味わってみることである。 それと、考えと思いを書き出す
ことも重要。自分が心の中で思っていることと、自分が理知的に考えている
間には、大きな段差がある。自分自身に対して中途半端に妥協せず、自分が
納得するまで、とことん吟味し選び抜き、自分が納得できる表現の文章に
組み立ててみることである。
 解)そういえば、鳩山兄弟の勉強法に「部屋の黒板に書きながら
解をしていく」とあったが、これも身体全体を使っている。 
  *「模写する力」を身につける
ー「書き写す」、「真似る」そこから自然とオリジナリティーも育ってくる
書くということは、自分の考えを綴るだけでなく、他人の名文を書き写す
ことからも学ぶ点が多い。名文というものは、日本語の韻律に優れている
だけでなく、仮名と漢字の使い分けや、そのつなぎの妙、そして仮名と
漢字の織り成す音韻の点でも優れている。受験生などに有効な、もう一つの
方法は「筆写」。試験問題も、設問も、全部二・三度書き写してみる。
そうすると出題者の意図が試験問題全体から伝わってくる。もう一つ、
「写生」である。写生は見えているものを描こうとすることです。

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11月04日(水)
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