ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5334,島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜 ー①
           ー「ルーツ大全」インフォペディア編 より
≪ 饅頭の起源はなんと中国の三国志の時代にまで遡る。蜀の軍師であった
諸葛亮孔明は、ある地域で人の頭を人身御供として捧げ、川の神を鎮めるという
風習を目にした。これをみかねた諸葛亮は、機転を利かして、小麦粉の皮に豚や
羊の肉を入れたものを人頭に見立てて神に捧げ、いけにえの代わりとした。
これが饅頭のルーツである。それ以来、饅頭は料理として中国人の食卓にも
浸透し、主食の一つとして食べられるようになった。まんじゅうの「じゅう」
の字を「頭」と書くのはここからきている。当初は蛮人の頭の意味から
「蛮頭」が用いられたが、のちに「饅」の字を使うようになり「饅頭」になった
といわれている。諸葛亮が機転を利かせて誕生した饅頭が、日本に伝わったのは
一四世紀。1341年に宋から渡来した林浄因(のちに塩瀬姓を名乗る)が作った
「奈良饅頭」が、日本で最初の饅頭とされている。中国の饅頭は中に肉や野菜を
入れるのが普通だったが、浄因は肉食が許されない僧侶のために、小豆を煮詰め、
甘葛の甘味を加えた館を入れた饅頭を考案した。≫
 ▼ まさか饅頭に、こんな起源が隠されているとは思っていなかった。
   
 * 海軍大将・東郷平八郎の注文で"誕生した肉じゃが  
           ー「ルーツ大全」インフォペディア編 より
≪東郷は、英国に七年間留学していたことがあり、日本に帰国してからも、
 かの地で食したビーフシチュウの味が忘れられなかった。日本でもあの味を
味わいたいと部下に調理を命じたが、明治時代の日本では、ビーフシチュウに
欠かせないバターやワインがなかなか手に入らない。そこで部下は、砂糖、
醤油、ごま油を使い、牛肉とじゃがいも、玉ねぎを煮込んでみた。こうして
でき上がったのが、今でいう「肉じゃが」だったのだ。ビーフシチューとは
似ても似つかないが、これが意外と美味であった。しかも、当時の海軍の船員
たちは長い航海のうちにビタミンが不足に陥り、脚気や壊血病になる者が
多かったが、じゃがいもや玉ねぎはビタミンが豊富なので、その予防にもなる。
当時は肉じゃがではなく、「甘煮」と呼ばれたこの料理は、まず海軍で人気の
献立となった。一般家庭に普及したのはずっとあとの昭和50年代に入ってから
のことだった。肉じゃがのルーツは東郷風のピーフシチウだったのである。≫  
▼ 肉ジャガが和風シチューのつもりで作ったとは、居酒屋ネタに丁度よい。
 ・・・・・・
3862, 嘘みたいな本当の話
2011年10月22日(土)
 図書館で見つけた「嘘みたいな本当の話」の本の題名、ここのテーマで
取り上げたような気がして調べたら、「H0505 小説のような本当の話!」
というテーマであった。 この本は多くの人の実体験の特集で面白いが、
それでは私というと、これらより面白いものが、幾らでも出てくる。とはいえ、
それは自分自身のことだから言えることだけで、第三者の見方は違うだろうし、
150あまりのショートストーリーは、それぞれの味がある。 
人生には、誰もが多くの思いもよらない経験をするもの。考えてみたら、
自分が、いま、ここに存在していることが嘘みたいである。両親の出会い、
そして数億の精子と、卵子が出合うことも、両親の両親、そして先祖の出会い
の重なりの結果、はじめて現在の自分がある。そういう難しい話は、この本の
本題ではない。何処にでもある、ちょっとした世間話的な信じられないような
経験の披瀝である。 この本の面白い嘘みたいな本当の話の紹介の前に、
私の世間話的なそれを書いてみる。 ー かなりショートにまとめてみた。
* 7年ほど前になるが、オーストリアの、とある観光地の街中で何気なく空を
 眺めると、カラスの一群と鳩の一群が入り乱れて闘っていた。見ていたのは
 数分だったが、カラスと鳩の群れの闘いなど、滅多にみれるものでない。
 「外国には外国の鳥世界があるのか」と、何となく思ったことを覚えている。
* その頃の話だが、早朝、土手を散歩していたところ、ある家に繋がれて

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10月22日(木)
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