ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5332,閑話小題 〜人生のリハビリ
2の6:2:2の法則は、まず2割の預金、2割の自己投資、そして最後に残り
を使う法則をたてよ、である。領収書の分類ボックスに入れた後に、それぞれ
をスクラップするのも良い。若いうちに知って実行していたら良かった。
▲ ところで、逆もある。私が両親をみていて考えたことは、
「残したところで、それは通帳の数字の桁が増えだけのこと。使える時に
使わないと、それは通帳の数字でしかない。そこで、40歳から60歳まで、
年間に???万は使い切ることを決めた。そうすると使えるのである。贅沢できる
金額でもないが、一点豪華主義で秘境ツアーに絞り憑かれたように家内と行ったが、
こういう時代になり、また歳を重ねると、つくづく正解だったと思う。
気力、体力、金力、時代背景、環境などが揃ってないと、そうそう続けることは
出来ない。歳をとると、行動範囲が狭まれる。 最近は、こういう類の本が書店に
多く並んでいる。しかし、のっけから2割の天引き預金を実行となると、なかなか
難しい!やるか、やらないかの決断だが。 あとは、その人の人生観もある。
・・・・・・・・・
3120, 再び、読書について 2009年10月20日(火)
* 書斎は未来の図書館
森本哲郎が読書についてに、次のように書いている。
≪ 私は読書は何よりもまず本をさがすこと、探して買ってくること、買ってきて
本棚に飾ることと確信している。実際に本を読むのは、いつかでいいのだ。
書斎とは、この意味で「未来の図書館」というべきだろう。 ≫
全く、その通りである。この言葉を知っていたら、より豊かな時間を書斎で
過ごしたはずである。本屋で気に入った本に出あっても、いま読みかけの本で
手一杯ということで見逃した本が、あまりに多い。書斎を、そのように位置
づけていたら、自分の書棚には、その蓄積があったはずである。
決して、読まないでも、その本に囲まれて休日を過ごしているだけで、
充分に幸せのはずである。 開高健が「古本屋歩きは釣りに似ているところが
ある。ヤマメを釣ろうか、フナを釣ろうかと目的をたてることなく歩いていても、
たいてい、一歩店に入っただけで、何となくピンと来るものがある」というが、
そうして買った本を書斎の一角に納めておいて時どき手に取るのもよいだろう。
あまり本を読まない人にとって、読書をするのが勉強をすることと勝手に
思い込んでいるようだ。しかし本来は楽しみとして、集めた本棚の本を、
独りで早朝や深夜に読むことである。 そのとき、そこは、自分ひとりの
安住の場、かつ別世界に浸る時間になるのである。 ショウペンハウェルは、
彼の読書論で、「いかに多量にかき集めても、自分で考え抜いた知識で
なければその価値は疑問で、量では断然見劣りしても、いくども考え抜いた
知識であればその価値ははるかに高い。何か一つのことを知り、一つの真理を
ものにするといっても、それを他のさまざまな知識や真理と結合し比較する
必要があり、この手続きを経て初めて、自分自身の知識が完全な意味で獲得
され、その知識を自由に駆使することができるからである。」と語っているが、
それも独り、書斎の中で考えてこそ可能になる。
選定、書棚に納める、そして独り読み、考える、そしてメモ、等々、
その一連で読書は成り立っている。旅、読書、芸術鑑賞、談笑、散歩、
そして家族との団欒は、人間の行為としてベストの習慣。
その中でも、読書は必要欠くべからざることである。
10月20日(火)
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