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堀井On-Line
by horii86
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■5269,凶器としての狂気 〜ニーチェ「超」入門〜
・10年前=56歳。「人生の良いところ還暦まで!」と、年数回の秘・異郷旅行
など無我夢中。個人のHPも立ち上げ、生活の中心をネットに移動して二年目。
意味・人生を謳歌していた時期。しかし売上は下降曲線に入っていた。
・5年前=61歳。リストラ効果も出始めて、新潟駅前再開発事業も進み、
何とか目安がたちホッとしていた。二つのホテルが道路拡張工事で買収が
近い将来あるまでと・・ まさか翌年、リーマンショックが起こるとは、
夢にだに思ってなかった。
・そして現在である。やはり、この10年も激動期。二つの中越地区の大地震、
そしてリーマンショック、東北大震災で、近い領来には間違いなくリーマン・
ショックによる大津波が襲ってくる。そうこう考え自分の人生を振り返えると、
日本経済の光と陰が、ほぼ重ねっていた。経済大震災と東北大震災からして、
やはり去年三月が引き時。
▼ 5〜10年スパンの節目で振返ってみて、目先の日常にとらわれ、長期的
視野で決断できない姿が見えてくる。振り返るってみて、人生の折り返しの時節
は34歳。独立の一歩を踏み出した時である。とにもかくにも無我夢中。そして、
人生の後半に入った。11年前の9・11テロの翌月から、売上減がジワジワと
三年続き、その後に中越地震。この時は震災復興関連景気で何とか持ったが、
何とか目安がたってきた2008年9月のリーマン・ショック。この日を境に、
毎年20%半ばの売上減が続き、三年目に入っても同じ下降曲線。
10年前の売上減を加えると、売上が三分の一まで激減。そして、決断。
「年内に、大津波の本体の一波が押し寄せる」という仮説を立て現実を見ると、
末恐ろしいが。
・・・・・・
3797, 知的余生の方法
2011年08月18日(木)
4月から、これまで30年の新潟の事業の終焉で、新しい生活に変わった。
サンデー毎日(毎日が日曜日)の生活も思いの他、抵抗なく馴染んでいる。
定時に家を出て、新幹線で新潟に行き、事務所で時間を過ごし、帰ってくる
生活を「外的時間」とすると、家を中心に気ままに過ごす時間を「内的時間」
というのか? 早朝に、この随想日記を書き上げたり、独り自転車で信濃川の
川辺をサイクリングをしたり、スポーツジムで運動をする時間が私にとっての
「内的時間」。社会に出てからは、ひたすら未来へ進むことに関心が向いていた。
それは世界の動向と変化を察知することであった。そこに気持ちが集中している
時は、「外的時間」を過ごしている時である。その中で、ふとした瞬間、
過去の思い出や経験がフラッシュバックし、過去から呼び出される事がある。
良いことだけでなく悪いこともである。過去は自分を形作った日々であり、
これからの人生のベースでもある。 これからは、外的時間から内的時間
の絶対量が逆転する。 渡辺昇一著「知的余生の方法」に次のような一節がある。
【カレルは、時間には2つあるという。1つは物理的な時間。例えば、地球の
自転を24時間と決めたりするといったようなことだ。
もう1つは「内なる時間」。これを彼は、抜群の比喩で説明している。物理的
時間は世界中同じだが、彼はこの時間を川の流れに例えるとどうなるかと問う。
そして、同じ速さで流れる川に沿って歩く人間を考える。朝早く起きて元気に
満ちて川沿いを歩くと、川の流れが遅いのに気づく。ところが、どんどん歩いて
いって夕方になって疲れてくると、川の流れが速くなっていると感ずる、
というのだ。川の流れは同じ速さなのに、人間が元気な時は遅く見え、疲れて
くると速く感じる。どうしてなのか。「内なる時間」のせいと、カレルは言う。
若い頃の時間はゆっくり流れる。しかし、年を重ねるとだんだん速く流れる
ようになる。だから老化というのは、実は、時間の流れを速く感じるようになる
ことなのだ。年とともに時間の質が変わってくる、そして、シニアはこの質の
変化に戸惑う。比喩でいえば、20歳の時は時速20キロで流れ、60歳時は
時速60キロ流れると考えればよい。あまりの速さについて行けず、結局は
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08月18日(火)
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