ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[384185hit]
■5228,思いが人生をつくる ー② 〜知的プライドは危険
クラシックでは、ピアノは、オーケストラをバックに従えたピアノ協奏曲を例に
出すまでもなく華麗な主役であり、ロック・ファンにとって、もちろんギター・ソロ
が目玉になっている。しかしロックでもサイド・ギターが渋くリズムをカットして
いるようにジャズのビッグ・バンドも、ギターはコードを掻き鳴らしつつリズムを
提供している。そしてピアノもまったく同じことをやっているのだ。
そしてそのコード・サウンドを押さえたリズム・セクションに乗って、
ビッグ・バンドの花形楽器ホーン・セクションがバンド・サウンドを吹き鳴らす。
ホーン・セクションというのは、おのおの数名からなるトランペット、サックス類、
トロンボーンのことを指し、これにサックスを受け持つミュージシャンが適宜楽器
を持ち替えて、たとえばフルートなどを吹いたりする。またスイング時代のバンド
では、ベニー・グッドマン・バンドのようにクラリネットが加わることが多かった。】
▼ ビッグ・バンドの楽器編成を基として、ピアノ、ベース、ドラムス、ギターが
リズム・セッションの基本。ジャズファンの、まず初め憶える第一歩である。
そこからピッグ・アップしたのが、スモール・コンポとなる。
トランペットはジャズの花形だが、リズム・セッションにならない。
* ジャズの花形楽器、トランペット
【 ジャズの歴史のところで、サッチモの吹いたトランペットの親戚のような
楽器としてコルネットが、1920年代は主役だった。しかしモダン期以降は
逆転して、ほとんどがトランペットに変わっていった。トランペットはジャズを
代表する楽器といって過言でない。よく通る高音域と華やかな音色の輝きが、
ジャズのダイナミックな特質と一致しているからだろう。実際ルイ・アーム
ストロングをはじめ、一時代を築くようなミュージシャンにはトランペッター
が多い。代表例はマイルス・デーヴィス、クリフォード・ブラウン、そして
リー・モーガンだろう。】
▼ トランペットが主流なら、トランペットが聞こえたら、
モダン・ジャズとみてよい?
・・・・・・・
3391, 911・考えない・日本人 ー7
2010年07月08日(木)
「911・考えない・日本人 」林 秀彦 (著)
* 陽気なロボットが、日本人の原型 (P−192)
≪ 三歳児以下の日本人。自分を客観視するアイの代名詞を持たず、他者を
客観視するユーを持たず、故に内言語が生まれず、故に反省意識が生まれない。
故に知性が育たない。故にその近代史は「突き当たり」の連続だった。故に人類
で唯一無二の原子爆弾被爆経験民族の栄に輝いた。「過ちは繰り返しません」と、
善のアメリカに原爆を頂いた悪の日本人は、見当違いの悔恨の思考を働かせて
死者に誓い、賑罪をし、より一層の悪化を改善と信じた。こうした日本人の
三歳児性は、無論原爆の出現やその被爆とは関係ない。われわれ日本人は動物
心理をの水準を超えたことは一度もないのだ。知能ではなく、心理として狸や
狐と大差ないということだ。彼らも内語を持たず反省意識を持たないからだ。
原爆を落とした悪よりも、落とされた状態をつくった自分のほうに悪を見る
脳みそは、内言語と反省では作りえない言語以前の反応である。ニャーという
猫言語が、ワンという犬言語に尻尾を巻いた心理・外言語構造である。
動物には外言語しかない。いや、言語ではなく、吠え声、鳴き声だ。日本人は
その「音」を使ってきた。「訓」ではない。もはや音と訓の区別もつかない。
どっちがどっちだっけ?ハヤシ?リン? ・・ 人間が人間の条件とされた
ものを次第に失っていく西欧社会や、アメリカでは「陽気なロボット」
(自己満足した卑小な人間の形容)。人間としての尊厳さも、崇高さも字の
とおりの意)とか、色いろある。どれも絶望的に人間性を失った人間を嘆く
言葉であり、その論証には反論の余地がない。≫
▼ この辺の論も外から見た日本人の姿をシビアに表現している。
あまりにアメリカに飼いならされ良いように収奪されても、それさえ気づかない
[5]続きを読む
07月08日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る