ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[384349hit]
■5217,神学と物理学と哲学の三位一体論
はしょって突き詰めてしまえば、これはかなりジャズの本質に追った鋭い答だし、
他のジヤンルの音楽は、実は必ずしもこの言い方には収まり切らない要素を少し
ずつ含んでいる。たとえば、ジャズと同じように熱心なファンに支えられている
クラシック音楽は、バッハやベートーベン、モーツァルトといった昔の作曲家
たちの作品を、カラヤンとかグールドといった現代の演奏家たちの手によって
再現されたものを聴くことが一般的なので、演奏を聴くことは、同時に作曲
された作品を聴くことでもある。 別の言い方をすれば、クラシック音楽の演奏
は過去の作品の解釈、再現でもあり、ちょっと図式的な理解ではあるけれど、
紙に書かれた楽譜を実際の音として人に聴かせる、目的のための手段、といった
側面もある。つまりクラシック音楽では、どんなに個性的な演奏をしたとしても、
「演奏者だけが音楽の主人公ではない」というところが、ジャズとは大きく
異なっているのだ。また常日ごろおなじみのポップスや歌謡曲は、親しみやすい、
あるいは心に染みわたるメロディの美しさが音楽の魅力になっていることが多く、
お気に入りのミユージシャンが歌い、あるいは演奏する好みの楽曲を聴くという
のが普通の楽しみ方だろう。・・・ 要約すれば、ポピュラー・ミュージックの
世界では演奏能力や歌唱力に加え、人々にアビールする曲想、歌詞の力が、
とりわけ現代では、アーティストの人的魅力が備わっていなければ、ファンに
対して通用しないところを思い出してもらいたい。 それらに対してジャズは、
多くの人たちが誤解しているように「曲」を聴かせることだけが演奏の目的でない。
またその演奏している曲目にしても、メロディがよくわからない(この部分を
「アドリブ」という)ものを延々と吹きまくるばかりで、いったい何をどう聴いて
いいやら見当もつかない、というのが一般の印象ではないだろうか。
ところが、この何をやっているのかよくわからない「演奏」部分こそが、
ジャズの本質とも言うぺき肝であり、聴きどころなのだ。 だから多くのジャズ
マンたちは、いかに人と違ったやり方で、この「演奏」をカッコよく仕立て
あげるかに、それこそ全身全霊を傾けているのである。・・・ 】
▼ ジャズマンは、「曲」は、自分の「演奏」の素材として、自分の
個性の 表出として、オリジナリティを証明するための利用対象にしている。
曲にメロディがあっても、何処かがずれているが、それでよいのである。
その個性的演奏がジャズの持ち味である。従って、聴手の方から、理解しない
限り何が何だか分からないという。もちろん演奏者には、個性を売りにできる
内容がない限り、ジャズのファンはのっけから相手にしない。ジャズを聴き
ながら、これを読むと、この世界が、こんなに深く面白いとは、知らなんだ。
・・・・・・・
3380, 閑話小題
2010年06月27日(日)
* 新潟市の自殺率が政令指定都市でトップ
先日、新潟市が去年の自殺率が政令指定都市の中で新潟市がトップと発表。
10万人あたり30・4人という。ということは80万人として240人が
自殺で亡くなっていることになる。3日に2人になる。
(2012年6月28日字数制限の為カット)
* 詐欺師が教える「タダで手紙を出す方法」
「だまし」の心理学 という本にタダで手紙を出す方法があるそうな。
手口といえば、「宛先のところに、差出人の自分の名前を書く。それでは、
相手の名前は? というと、本来、差出人の名前を書く部分、つまり封書なら
裏に書く。それで、ポストに投函すればよい。切手が貼られてないので、
差出人のところに届けられる」という訳。 それが詐欺師の本質を突いた
事例という。 なるほど! (2012年6月28日字数制限の為カット)
・・・・・・・・
3005,戒名を自分で付けてみた
2009年06月27日(土)
「戒名は自分で付けよう」 高林院釈俊信居士著 ー読書日記
以前から「戒名は自分で生前に付けられないものか」と、思っていたら図書館で
[5]続きを読む
06月27日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る