ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5210,大脱出 〜お金、健康、格差からの・・
この生活様式の崩壊と日本人の内的世界の荒廃は、日本社会の自壊作用の
メカニズムの基盤をなしていった。】
▼ 66年の人生の中で物質的貧困から豊かさになっていき、それが失われて
いくプロセスの登りと下りを国家と個人で、実体験してみた。まだ下りは
道半ばだが、あと10年で日本は貧困国家になる。30〜40年前の、
あの豊かさは何だったのか。あの経験はしないより、してみて良かった。
笑うべき時に笑えばよい、いずれ泣くとき後悔が無くなる。
腹の底から笑っておいて本当に良かった。 あとは自嘲か。
・・・・・・・
3738, 自分の居場所のみつけかた ー�
2011年06月20日(月)
【 * 勝ち負け社会のカラクリ P−100
「自分の居場所のみつけかた」 ー 斉藤学著
だいたい、社会の価値システムなどというものはその時代がつくる幻想に
過ぎない。今は市場社会ですから金儲けが価値観の基底にある。金を儲けよう
とする企業家は市民大衆を導いて「消費者大衆」へと変身させることを考える。
その際に用いられるのは「不安」です。ヒットラーのナチズムからオウム真理教
まで、大衆動員の手段は不安の醸成ですが、消費者大衆の動員も不安を動力として
行われます。まず市民たちの中に「無能力」や「醜悪」への不安を流す。
たとえば「英語を巧みに操ることの能力が現代社会にとっていかに必要か宣伝する。
それによってその能力が乏しい人の不安をかきたてれば、英語の教材屋や英語
学校が繁盛する。言葉なんてその必要が出てくればいくらでも使いこなせるように
なるものですから、英語能力に関する不安などは将来という幻想の一つに過ぎない。
将来なんて、あるかないかわからないものですから、それを実在と考えること
そのものが幻想なのです。株で儲けたという人の話題は株ブームに乗り遅れる不安
をかきたてています。将来の不安というものがアチコチに散蒔かれているのが
「勝ち負け社会」の特徴です。幻想に乗らない人は最初から勝ち負けゲームに
乗りません。世の中を地位、名誉、金の勝ち負けゲームと見なすと、このゲーム
にはゲームにつきものの公平のルールというものが決定的に欠けています。
だいたい人生ゲームの参加者である子どもは自分に配分される親を選べない。
この点ではトランプのカード配りに似ています。ゲームの最初から勝つに決まって
いるようなよいカードが配られている参加者もいれば、勝ちようのない持ち札の
人もいる。親の金力、人脈、知的資産、美貌に恵まれない人は人生ゲームの負けが
決まっている。しかし人生ゲームはトランプと違って、勝者だけが参加できる
第二次、第三次、第四次のゲームが用意されているから、ひとまずの勝者だって、
いずれ敗者になるというカラクリになっている。 要するに世の中をこの種の
ゲームと見なすとすれば勝者はひと握り、敗者は圧倒的多数となります。
ところで、この大衆社会の中で力を持っているのは少数派ですか多数派ですか?
衣装やダンスの流行からお笑い芸人のハヤリスタリまで、カギを握っているのは
一般大衆と呼ばれる「貧乏で無責任で無教養で悪趣味な多数派」じゃありませんか。
世の中は彼ら向きにできているから、地位・名誉・金に恵まれた人々への
ジェラシー(嫉妬)やエンヴィー(羨望)に身を焼かれる必要などないのです。
そこを間違えるから「敗者の恨み」にのたうつテロリストになってしまう。】
▼ それでも、負けるより勝つほうが良いに決まっている。要は、いずれ
巡ってくる負けの時に、どのように対処するか。現在の自分の現状は、まさに、
人生も勝ち負けゲームと割り切ってしまえば楽である。
「全米N0・1弁護士の勝ちセオリー」を書いて、日の経たないうちに、
これだもの、支離滅裂か・・ 勝ち負けに囚われないということか!
不安を利用し巧みに大衆を誘導するのが、ビジネスの背景といえば、これから
10年は健康ビジネスが良くなる。<一般大衆と呼ばれる「貧乏で無責任で
無教養で悪趣味な多数派」が世の中をほぼ占めているなら、あえて「敗者の恨み」
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06月20日(土)
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