ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5087,タガメ女の正体 ー②
説明がつかない。知識をいったんかなりの部分を忘れたあとで、もとの知識から
離れオリジナル思考の生まれる余地が生じる。忘却がないと知識は途方にくれる。
知識は利用されることを待っているのであって、それだけで、思考、創造をおこす
力をもっていない、 むしろ、そのままでは自由な思考の妨げになるおそれは十分。
そんなことをあれこれ考えていて、忘却論に思い及んだ。記憶と表裏をなす忘却が
あるという考え。ナマの知識は使いものにならない。忘却をくぐらせて枯れた知識
のみが新しい知見を生み出す。大工は生木で家を建てないのと同じ。
忘却のアポロギア、弁明を思い立ったのは数年前のことだが、どうして忘却が
これほど長い間きらわれ、怖れられ、卑しめられてきたのか。忘却を称えた
ことばはないものかとそれとなく心がけてきたが、日本には見当らない。
おしなべて忘却性悪説である、・・ことにコンピューターが異常なほどの発達を
とげて人間の記憶力の価値を暴落させている。知識人ほどその衝撃を強く受ける。
コンピェーターを念頭において人間の知的活動を考えたならば、創造的思考が
もっとも人間らしい活動であることは明らかになるはずで、その独創の土壌に
なるのが忘却である… そういう考えのもとに、この本に収められた諸エッセイ
は書かれている。忘却論ではなく、忘却をめぐるエ・セイを集めたものである。
ーここに書いた内容は、アップした瞬間、ほぼ完全に忘却の彼方になる。
「いま、ここ」に集中すれば、忘却の後々に残る。それがよい!
・・・・・・・・
3250, 新・マネー敗戦 −1
2010年02月17日(水)
以前、NHKスペシャルで「シリーズ マネー資本主義」を放送していた。
■第1回“暴走”はなぜ止められなかったのか 〜アメリカ投資銀行の興亡〜
2009年4月19日(日)午後9時00分〜
■第2回 “超金余り”はなぜ起きたのか? 〜カリスマ指導者たちの誤算〜
2009年5月17日(日)午後9時00分〜
■第3回 年金マネーの“熱狂”はなぜ起きたのか
2009年6月14日(日)午後9時00分〜
■第4回 ウォール街の“モンスター” 金融工学はなぜ暴走したのか
2009年7月19日(日)午後9時00分〜
■最終回 危機を繰り返さないために
2009年7月20日(月)午後7時30分〜
■ウォール街の“モンスター” バブルは再び起きるのか
2009年12月20日(日)午後9時45分〜
再放送も含めて食い入るようにみた。 紙切れ(ドルとアメリカ国債)を刷って、
再びアメリカに還流するシステムを追う番組である。そこには、紙切れで世界中
のものを手に入れる仕組みをインタビューや解説で解明していた。
それは正にアメリカが親のネズミ溝。それがアメリカ資本主義というらしい。
その最大の被害者は、もちろん日本。ところで先日、知人から「新・マネー敗戦」
を一時間ほど借りて、速読をしてみた。
大筋は、このアメリカ・ドル本位主義の構造の分析である。
* 「新・マネー敗戦」 岩本沙弓著
ーこの本の概要といえばー《 ネット参照 》
19世紀から20世紀にかけて繁栄した英国は、絶頂期でデフレに見舞われた。
しかし金本位制を廃止せず緩やかな没落の道を辿った。その英国に替わった
米国は、ドルを世界中に流通させ金本位制を廃止した。実物資産の裏付けのない
マネーの誕生である。バブルが起きるたび、その対策として投入された膨大な
ペーパーマネーはさらなるバブルの原因となった。自国通貨を基軸通貨として
世界に流通させ、ペーパーマネーを溢れさせた米国はさらに原油を用いて、
ドルの価値の維持と産油国経由の米国への還流を図る。 原油決済をユーロで
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02月17日(火)
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