ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■8210,閑話小題 〜 周知の談合は、談合とはいわない1
最期に語ったことは! 『2人でいっぱい旅行をしてきた。もう人生に何を
求めるでなし。いつ死んでも悔いはない。』と… 辞世のような言葉を残して
亡くなっていった。そう、両親2人とも同じようなことを言っていた。
 結局、人生に残るのは、生活圏から逸脱した解放感!ということになる。 
その予行練習を、学生時代に一度、経験すべしということか… 

 私のライフワークの一つが『秘・異郷旅行』というより、『秘・異郷ツアー』
このテーマは、今まで数限りなく書いてきた。 老境真只中になる程に、この
ブログと、ツアーの蓄積は、大きな心の拠り所になっている。人生、退屈という
のは少なかった。20歳の頃、キリスト教倫理の教授に、夏休みの課題を与えられ、
考えあぐねた結果、出した結論が「両親の生き方の肯定」。
「私も父親の生き方を目指す」と…。 
 ぼんやりと人生を生きてきた、それまでの自分から、40〜50年スパンの人生設計
の土台つくりが、その時に決まった? 周囲の状況が全く変わって見えてきた。 
内向きだった性格が、外向きに変わっていった。25部屋のシェアハウスの共同の
私生活が、まずは赤裸々な人間の内面を曝け出す舞台そのもの。クラブも然り。
何より鮮明に見えてきたのが、授業内容の多彩さと、途轍もない金持の別荘群の
ある軽井沢の山荘のアルバイト。

 何よりも感じたのが、凡庸の己の器。そして、それぞれが背負った荷物の質量。
そして、脱クラブ、寮仲間との超越。そこに、山荘仲間からの自由な発想の感化。 

 安保闘争の真只中で、『何だ、世界は自由に満ちている。まずは、

小さく固まった行動範囲を広げること!』と。そして、欧州一周の旅に
繋がり、それをキッカケに武澤ゼミの一員になっていく。
 「退屈で凡庸だったのは、それまでの自分」という逆上せが、そこに生まれ52年
経過する。「退屈で卑小なのは、間違いなく自分!」 早々、自分の小さな器が
粉々に破壊されて、良かったと! あの悪魔の代弁者に固まるところ… 
 …正しく人生は旅である。 退屈なのは、自分の凝り固まった狭い視野のせい。
 
  達磨さん、ちょいとこっち向け、世の中は、月雪花に酒に女だ

・・・・・・
6431,閑話小題 〜アメリカ上院、下院総選挙 〜2
2018年10月22日(月)
   * 露骨な中間選挙用映画
 先週末のシネマは、『デス・ウィッシュ』。年金後の土曜日で、同年代の
人たちで40人はいただろうか。 〜内容といえば…
《 警察すら手に負えない無法地帯となったシカゴで救急患者を診る外科医
 カージー。ある日、彼の家族が何者かに襲われ、妻は死に、娘はこん睡状態
になってしまう。警察の捜査は一向に進まず、怒りが頂点に達し、復讐の鬼と
なった医師は自ら銃を取り、犯人抹殺のために街へと繰り出す。》
「デス・ウィッシュ」とは<死を祈る、死の願い> 御前ら悪党よ、俺様
の手で死んでくれという意味。チャールズ・ブロンソン主演「狼よさらば」の
リメイク。白人の外科医が、ラテン系や、黒人のギャングを容赦なく殺して
いく姿は痛快だが、有色人種を虫けら扱い。助ける医師の立場から、ギャング
狩りの殺人に… 最後は、殺したギャングに罪を擦り付け目出度しめでたし。
現在のアメリカ(白人)第一主義を地でいった筋立て。世論は、痛快にギャング
を殺戮する処刑人に好意的。 … これって、中間選挙目当て?
 
 朝鮮半島情勢、今のところ安定しているが、ここだけは何が起きるか? 
これもアメリカの中間選挙次第。中間という意味は大統領選挙を挟んだ中間
という意味。4年に一度の本格的な議会総選挙。トランプといえば、その正体が
露呈しスキャンダルが連発。側近は、次から次へと辞任。国家自体の自己否定
とさえ思える大統領。 専門家の見立ても、世論も共和党に悲観的。 
< 予測専門サイトの一つが3つのモデルで選挙結果を予想、下院における
 多数党交代の確率は、9月下旬時点で70%台後半から80%。また、バージニア
大学政治センターが紹介する4人の専門家の予測モデルは、下院における民主党の

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10月22日(日)
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