ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6741,閑話小題 〜カラスと遊ぶ ―2
出された前後に、様々な問題が家庭内に起こっていた。両親は、子供8人を
含めた10人家族分を稼が必要があったため、普通の働きでは、生活出来ない。
(当時は、多くの家庭が大家族だったから、別に珍しいことではない)。
この幼児体験があったため、準備を含めた45年の事業人生、大変だったとか、
会社整理に対し、何ら後悔がなかった。決心をした時点から、万一の覚悟も
立てていた。 何事も、『事前の一策は、事後の百策に勝る』。そのためには、
考えて考えて考えなければならない。博打は、恐怖を見据え、乗越える中で
勝機がやってくる。そのため、考えてない人は、直ぐに感知できていた。
日本人は、島国で海に守られている閉鎖社会。考えないで済まされることも、
ある。 〜ネットによる書評から〜
≪ 日本人特有の性質は、自分で考えることをせずに評価の基準を他者に求め
 それに合わせようとする。狭い人間関係の中で簡単に人間にレッテルを貼り、
本来なら複雑な要素から出来ている人間を単純に理解してしまう。それが故に
別の環境であれば何でもないことでも必要以上の敗北感やつまづきを覚える。
 だが、気の持ちようでいつでも人間は幸福を手にすることが出来る。
本来幸せに形なんかない。むしろ理想の幸せの形を決めてしまった時から、
自分はアレが足りない、コレが出来ないとあら探しをしてしまい不幸が始まる。
 人生万事塞翁が馬である。変えることが出来ないものを受け入れる冷静さ、
変えることが出来ることを変える勇気、そしてその2つを見極める知恵。
正しい諦めから生まれるしなやかさを手に入れれば、幸福はもうそこにある。≫
▼ この城下町では、「同化圧力」が異常に強い。だから、地元の長岡高校の
校訓、「和して同ぜず」の和同の精神があるが、実際は、同化しないと、
「どうかなる」のが実情。地元の41年前になるが、Uターンをしてきて、
直ぐに直感したのが、この「同化圧力」の毒素で、脳がやられる恐れである。
そのため、地元の卒業校の同級会以外の会は、一切、参加しないことを決めた。
会社整理で、この御蔭で、人間関係では最小のストレスで済んでいる。
 人間は感情の動物、理性で割切れといっても、そうはいかないが、感情が
元もと皆無のため、同級生の範囲で済まされる。怒りの感情は、全てここで?
 <考えない、なやめない、カッパエビセン> が、何故か浮かんできた。

・・・・・・
5281,「うさぎちゃん」が、心肺停止になって考えたこと! ーC
2015年08月30日(日)
      ーその時、言葉は私の「神」となるー   (新潮45/6月号)
             〜心肺停止になって考えたこと! 中村うさぎ
   * 言葉は原罪から生まれた
 他人からみた私を意識する「自意識」過剰が果たして罪なのか。
二つの私、「自意識の私」と「自我の私」の両者が頭の中で、常に問答をする。
老齢期では、「私の人生、果たして、これで良かっただろうか?」と。
 良かったのだろうか? 人間は生きている限り、原罪を犯すもの。
老いて、その原罪を見つめて悔悟する。知識を持つことは原罪なのか?
知恵を持つことが原罪なのか。他者=世間の目を神のごとく信じるのは、
プラ・マイの両面を持つ。 最後は、自分の自意識で、どう受け止めるか?
 死線を漂い、社会復帰をする中で思った心の奥底は深いもの。〜その辺りから
≪ ああ、諸君。「自我の私」として唯我独尊で生きるのと(もちろん、孤独は
 感じない。もとより孤独という概念がないからね)、「自意識の私」として
他者と繋がりながら傷つけ合いながら生きるのと、どちらが幸福なのだろうか?
少なくとも心肺停止前の「自我の私」で生きていた私は、多幸感に満ち満ちて
いた、他者のいないたったひとり楽園に住んでいて、寂しさも不安も感じず、
その中でぬくぬくと微笑んでいた。周りの人々から見たら、それは呆けた抜げ殻
であったようだが、本人はそんなことちっとも気にかけず、ふわふわと漂い
幸せに生ぎていた。・・心肺停止の後に生ぎ返って、目覚めた私は自意識も取り

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08月30日(金)
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