ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5831,閑話小題 〜しまった! ー「しまった!」の総括ー 18
一方、平和主義者は憲法9 条にしか関心がない。≫
▼ ニーチェは、近代社会を偽善的、欺瞞的、社会と看破し、その根源が
キリスト教にあるとした。人生振り返って、哲学では、ニーチェに一番、
影響を受けていた。特に欧米主義にドップリ浸かっている自分に徐々に
気づく過程が私の人生だった。世の論説をみると、ニーチェが看破した
価値観に即して論じているようだ。そして、世界は益々動乱になっていく。
20世紀の半ば1946年に、地球上に人間として生まれ、21世紀を15年を生きたが、
あの世からの視線で見直すと、面白い時代の狭間を生きてきた事を思い知る。
・・・・・・
4736,の事典 〜 ー4
2014年03月03日(月)
<つまずき>の事典> 中村邦生編著
* 言ってはならぬ、闘いが無益などと
人生の終盤に、あまり良い結果ではなかった?が、自分の人生を
全面否定する気持ちは最小である。気持ちは「天気晴朗なれど、波高し」。
この詩は、誰にでも訪れる人生の終焉で、励ましを与えてくれる。
《 言ってはならぬ、闘いが無益などと
努力も傷手も無駄などと
敵はなお息絶えず、怯むこともなく
事態は相も変らず元のとおりだ、などと。
ーアーサー・ヒュー・クラフ「言ってはならぬ、闘いが無益などと」P-44
アーサー・ヒュー・クラフはイギリスの詩人。ラグビー校でトマス・アーノルド
に習い、その息子マシューと生涯にわたる親交を結んだ。マシュー・アーノルド
の追悼詩の傑作「サーシス」はクラフを悼んだもの。「言ってはならぬ、
闘いが無益などと」は窮地にあってなお不屈の心をうたった詩として知られる
(引用は冒頭の一節)。また第二次大戦中にチャーチルがルーズベルトへの放送
の結びにこの詩を引用し、イギりス国民を励ましたという逸話を持っている。
クラフには「一度も闘わないよりは、闘って敗れた方がましである」
という有名な言葉もある。 》
ーネットで、調べたところ、以下の訳があった。
【 悪戦苦闘しても無駄だ、
骨折り損だし、怪我をするだけだ、
敵は一向に怯(ひる)まないし、逃げる気配もない、
結局元の木阿弥だ、などと言ってはならない。
希望を抱いて馬鹿をみるなら、心配が杞憂に終わることもある。
もしかしたら、ここからは見えない戦場の一隅で、
まさに今、君の戦友が逃げる敵を追っているかもしれない、
君さえいなければ、勝利は味方のものかもしれないのだ。
疲れきった様子で浜辺にうち寄せている波も、
いくら苦労しても一歩も前進してはいないように見える。
それでも、ずっと彼方の湾や入江では、じわじわと、
そして、黙々と、大きな潮がみちかけているのだ。
夜明けの時にしても、東側の窓からだけ、
光が射してくるのではない。
東の空に太陽が昇るのが、どんなに遅々としていても、
西の方を見るがいい、天地はもう明るくなっているのだ。
ー平井正穂編『イギリス名詩選』より 】
▼ 現在の私に、一言一言が実感として響いてくる。 何もしない人ほど、
いや出来なかった人ほど、「闘いが無益で、努力も痛手も無駄」と言い張る。
闘いもない、さしたる努力もない人生ほど、毒が溜まり、精神を腐らせている。
その毒を、他人に?に向け、吐き出すしかない人々の哀れさを、この節目で
タップリと見せて貰った。「世界は広い。そして深い!」人類は成功によって
導かれてきたが、その背後には99%の失敗と挫折がある。それが人生だ。
03月03日(金)
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