ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5746,なぜ本を読むといいか? 〜7
して、礼節をわきまえていた。しかしゾロの物語には、あまり知られない部分
がある。最初から勇敢な戦士ではなく、性急で、忍耐や規律という面で荒削り
であった。 その無力さで挫折をいていた彼の前に現れたのが、老剣士、
ドン・ディエゴ。老剣士は、アレハンドレに、熟達と勝利は、「努力と時間」
によってのみもたらされると言って聞かせ、徹底的に鍛え、一人前にしていく。
その時の訓練手法が「ゾロ・サークル」。小さな円を彼の周りに書き、
その中で自在に闘えるよう鍛練をする。そして自在に闘えるようになると、
円を大きくして、さらに難しい技の訓練していった。ここで重要なのは
「コントロール感覚」だ。問題は、一番初めの小さな円内から習得しなければ
ならなかったこと。この「コントロール感覚」は、ストレスも仕事量も、自分
の能力を超えると、真っ先に失われてしまう。仕事でも家庭でも、とりあえず
努力する範囲を小さく狭くして、その努力が意図した通りの効果を上げていく
しかない。「コントロール感覚」、つまり、自分が自分の運命の主人公である
という感覚が、幸せと成功をもたらす最大の推進力となる。この時、重要なの
は、その人が実際にどれぐらいコントロールできるかではなく、
その人が「どれぐらいコントロールできると思っているか」である。
この感覚が身についている人は、自分の成果を正しく認識できる。これを
「内的統制感」と呼ぶ。逆にコントロール感覚が身についていない人は、
自分を正しく認識できない。そのコントロール感覚を身につけるに、まずは、
「正しい自己認識」という、一番小さな「ゾロ・サークル」を作ること。
そのためには、自分の気持ちや感情を、ネガティブなのもポジティブなのも
書き出したり、人に話すなどして、客観化すること。実験で、ひどい落ち込み
から一番早く回復する人は、自分の気持ちを認識しそれを言葉で表現できる人。
まず自分の感情を把握してそれを言葉にすること。そしてそれができたら、
自分以外のビジネスや人間関係などにゾロ・サークルを広げていく
ステップを踏む。・・ ≫
▼ 三年前の時には、さっそく、「節目時に」をテーマにして書いた。
そして『自己を見つめる』という本を借りてきて読書日記を書いた。
これは正しい自己認識をするため。『自分の居場所のみつけかた』
『ユング』『哲学人』『ツレがうつになりまして』や、老いに関する本
を熟読し、その感想文も、書いていた。 ところで最近では、死と、
老いの関するのが多くなっている。
・・・・・・
4649, 閑話小題 ーああそうだ、昨日は結婚40周年記念日
2013年12月08日(日)
* 名残のポタリング
例年、このあたりでポタリングを終了、来年の4月まで休止になる。
冬期間は、それもありストレスが溜まりやすい。早朝のポタは二週間前に中止、
その後は午後から晴間をみて二日に一度の割合だが、あと数日で最終になる。
それだけ早朝のポタリングには魅力がある。東京など大都会で自転車を乗り
回していたら、面白いだろうに。 クロス自転車に変えてから、危険な乗り物
と実感するようになった。面白くなった分、危険が増えたことになる。雨上がり、
夕暮れ、横風、出会い頭の衝突が危ない。経験則から、土手と、バイパス
沿いのコースが殆ど。
* 昨夜は、大学の同級会
このところ毎年、東京まで大学の同級会に出席をしている。それだけでは
もったいないと、上野にある「東京都美術館」で開催されている『ターナー展』
を見てきたが、これが良い。NHK「日曜美術館」の再放送で、
『生々流転する風景を描け〜風景画の巨匠 ターナー〜」の再放送を見ていた。
特に松岡正剛の解説がターナーの魅力を解りやすく解説していたこともあり、
会場を進むごとに、その魅力に圧倒された。詳しくは次回に書くが長岡から
往復の列車代を払っても十分価値がある。出席数は、去年より2名多い19名。
時空を超えた昔の世界に入り込んできた。で、酔って会場に?デジカメを
忘れてきた。
* ああそうだ、昨日は結婚40周年記念日だった
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12月08日(木)
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