ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5719,閑話小題 〜アメリカ大統領選挙 〜A
 20歳代に軽い視線恐怖症に悩まされたことがあった。都会の街中の雑踏や、
電車に乗るのが鬱陶しく苦痛だったり、他人に接する瞬間、異常なくらいな
緊張を引き起こす。それで、どれだけ誤解され、マイナスになったことか。
しかし、それが集中力にもなっていた。それも現実社会で揉まれているうちに
消滅していった。誰にも、幾つかの、多面の神経症を持っている。
  ● Q:いつも緊張のあまり、顔が赤く染まり声が震えてしまいます
≪ 私は自分でもイヤになるくらい、あがり症です。取引先のエライさんは
 もちろん、上司(部長)と話すときも、緊張のあまり頭の中は真っ白になる。
会議で発言するときなどは、心臓は早鐘を打ち、顔は真っ赤に染まり、声の
震えが止まりません。女性と話をするときも同じ症状に見舞われます。
このままでは、会社の中で馬鹿にされ続けるでしょう。結婚もできないかも
しれません。生きていく自信を失いそうです。どうしたら、もっと普通に
話せるようになりますか。助けてください。(二十九歳男性) ≫
  ● A:コンプレックスを武器に変えた人間こそ人生の勝利者
≪ ・シマジ:二十九歳の相談者よ、君はどもる苦しさを知るまい。
 俺はどもりなんだ。頭に浮かんだ素敵な表現が、音にならず舌の上で
死んでいくんだよ。これは辛いぞ。ちゃんと言葉が出てくるんだから、
声が震えたり、顔が赤くなったりするくらい何でもない。顔を真赤にして、
一生懸命しゃべれば、優しい正直者に見える。世渡りに便利なくらいだ。
こうしたコンプレックスは多かれ少なかれ必ず誰にでもある。そして、
人生の勝利者というのはこのコンプレックスを武器に変えられた人間だ。
・アソシエ:シマジさんはどんなふうに武器にしているのですか。
・シマジ:女と食事をするだろ。ずっと口説いて、最後にこう締めくくる。
 「お、俺が、きっ、君をどれくらい素敵だと思っているか、も、もっと
もっと君に知ってもらいたい。つづ、伝えたい言葉は頭の中に渦巻いて
いるんだが、そ、それが、し、舌の上で死んでいくんだ。残念でならないよ」
 これで何人もの女が落ちた、といっておこうか。
・アソシエ:そこまで行くと武器というより凶器ですね。
・シマジ:インタビュアーとしても、どもることは強みなんだ。俺が
 どもりながら話すだろ。そうするとインタビューを受ける側は安心する。
特にインタビュー慣れしていない人は、うまく自分の思いを伝えられる
だろうかという不安を抱えているから、インタビューアーに立て板に水
のごとく話されると圧倒され萎縮してしまう。俺のようにつっかいながら
訊いてくる相手だと、上手に話さなければというプレッシギーから解放
されて、気楽に詰せるようになるらしい。 ≫
▼ 起業をして半年、何か気持ちが落ち込んだ時に、フッと内語で、
「その上段に構えた両手を下げ、力を抜いて、ありのままの自然の自分を
前面に出したら」という声が沸いてきた。それから、良きに、悪きにつけ、
何かが変わった。 色いろあった究極の場面だから、構えの硬さに、
自ら気づいたのだろう。学生時代、どうも会話のセンスが都会育ちの
友人に比べ落ちている自分にコンプレックスを持っていたが、
『それなら、聞き手に回り、誠実に相手の話を引き出せば!』という
趣旨の道理を知り、それに徹してから、何時の間に友人が増えていた。
話す割合を50対50から、20対80にすればよいだけで、人に好かれる。
・・・・・・
4989,暴走する世間 −5
2014年11月11日(火)
      「暴走する「世間」―世間のオキテを解析する」佐藤 直樹(著)
   * うつ病は「世間」の共同幻想にやられる病!
 ここで、次のような精神療法家M.バリントンの指摘を紹介している。
≪・「三人関係の対人状況」(三人状況)といわれているのが、吉本さんの
いう共同幻想であり、
 ・「二人関係の対人状況」(二人状況)が、対幻想であり、
 ・「一人状況」が自己幻想である。  各々、
それぞれ、「三人以上の人間がつくりだす観念」
「ペアとなった二人の人間がつくりだす観念」

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11月11日(金)
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