ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5707,閑話小題ー 今週のシネマ 〜『インフェルノ』
だれかの心と鼓動を合わせ打つ生まれ変わった心のように。
ミュリエル・バリュベル「優雅なハリネズミ」
ー孤独ー
秋雨や夕餉の箸の手くらがり 永井荷風
ー情熱
情熱とは感情的には朝露にとっての雨 水蒸気にとっては水のようなもの
ジョセフ・ジュベール
ー別れ
白露や 死んでゆく日も帯締めて 三橋鷹女
ー再会
夕立もやみたる頃の迎へ傘 高橋淡路女
ー辛さ
五月雨や上野の山も見飽きたり 正岡子規
ー優しさ
初時雨猿も小蓑をほしげなり 松尾芭蕉
ー存在の驚き
はるさめの暮れなんとしてけふも有 与謝野蕪村
ー喜び
タ立が洗っていった茄子をもぐ 種田山頭火
ー哀愁
タ時雨蚕ひそみ音に愁う哉 与謝野蕪村
▼ 雨は、どちらかといえば陰鬱的な気持ちに私たちをさそう。
しかし、雨がもたさす憂鬱、退屈、孤独感の中から何にもにも代え難い
感情が湧き出てくる。そして静かにエネルギーが満ちてくる。
童謡《 あめあめふれふれ母さんが ジャノメでお迎えうれしいな、
ピッチピッチ チャップチャップ ラン ランラン。》が、
心の奥から聞こえてきた。
・・・・・・
4235, 雑談ネタ、酒の肴ネタ ー8
2012年10月30日(火)
ー「ルーツ大全」インフォペディア編より
● グレルの語源
<グレルの語源は平安時代の「貝合わせ」という遊びからきている。
ハマグリの貝殻を二つに分け、ピッタリ合うものを探す遊びである。
これが意外と難しくてナカナカあわない。ここから、しっくりこないことを
ハマグリの倒語、ハマ・グリ ー>グリ・ハマとなり、そのうちグレだけ残って
動詞化し「グレル」になった。この言葉、江戸時代には一般に使われていた>
▼ 最近、あまりグレルという言葉を聞かなくなった。ここで知るまで、
愚連隊のグレからきていると思っていたが、愚連隊の愚連が、グレの当て語
だった。青少年期にグレタの者に、全うな?人生を過ごしたのは少ない。
人生の基本が出来てないのは、その後で立て直すのは難しい。
10歳で人生の限界が決まってしまう説がある。
〜〜
● へべれけの語源はギリシャ神話から
べろんべろんに酔った状態を「へべれけになる」というが、飲みすぎて
正体を無くした状態にピッタシである。一説によるが、ゼウスの娘にちなんだ
へーべ・エリュケーションからきている。エリュケーションは、お酌をする
という意味になっている。オリンポスでは、へーベがお酌をするのが習わしで、
若くて美しい美人。しかも、ゼウスの娘なら、つい杯を重ねてしまう。
神々は前後の境なく酔いつぶれてしまう。「へーべ」「レリュケーション」
すなわち「へべれけ」という言葉が生まれた。他にも、「へ」と「べ」の
区別がつかなくなり、へべれけが生まれたという説がある。
▼「へ」と「べ」の見境がつかない説もよいが、女神へーべの酌で神々が
泥酔した説も面白い。飲み屋のネタに丁度良い。スナックに行くのは、
へーべを求めて酔いたいためだ。へーべはいないが、へーべ風はいる。
居酒屋で酔った後に行くのは、幻想を求めるため。
・・・・・・
3870, 品行の悪いのは直るけど、品性の悪いのは直らねぇ!
2011年10月30日(日)
映画監督の山本晋也の、ある雑誌の手記にあった言葉だが、
言い得て妙である。 〜まずは、その概略を書いてみる。
≪ 小学校1、2年生の頃、友達と「鞍馬天狗」のかかっていた映画が
見たくて、トイレの窓から友達4人と侵入したが、支配人に捕まった。
「先に入った友達がいるはずと、教えれば許す」という条件を出されたが、
「友達はいません、僕一人です」と言い通した。そのため警察に突き出され、
父親が引き取りにきた帰り道に、引っ叩かれた後に「ろくでもねえことを
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10月30日(日)
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