ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5694,閑話小題 〜近くの従兄の通夜で
一匹狼の良さと辛さこそ、人生の哀歓があるということ。
私も小さいながらの創業人生を45年かけ生きてきた。そして、三羽のブラック
スワンの出現で、事業整理に至った。そして、人生は続いている。「そして、」
の「、」が、人生の節目の意味がある。 これを境に、森の人生から、サバンナ
の人生に変化したことになる。
ところで、昨夜、C.Sファイナルステージの巨人・広島戦で、巨人の坂本と
村田が、攻守でチームを救った。自らの悪送球で2点の先行を許した村田が
決定打を放ち、更に最終回にヒット性打球を二人連携のファインプレーで
劇的なゲームセットで汚名を返上した。 坂本は、9・10月は1割7分代と
極端に低迷。それでも原監督は出し続けた。その後、村田の凡ミスで先制された
直後の勝機に、解説者の予測とおりの凡打。しかし、次の打席でHRを放った。
「そして、人生はつづく」の『人生』を『ゲーム』に置換えたようなドラマ。
手痛い凡ミスと、勝機での凡打を全国注目している中だから、地獄から天国と
いった心境だろう。こういう極限の中で、はね返すのが一流の証拠。
二人にとって、「そして、ゲームはつづく」で、劇的快打とプレー。そして、
お立ち台でインタビュー。 二人にとって、凡ブレーの後、「そして、」の
気持ちの切替が出来るのだろう。しかし、「そして、人生はつづく」には、
孤独な平凡な日々で静かに己を律するしかない。 人生にも、勝負にも、
「、」と「。」と、行(ぎょう)かえが必要ということになる。
「国敗れて山河あり」 そこは微粒子に満たない小さな小宇宙でしかない。
・・・・・・
4222, つれづれに ー国家危機!
2012年10月17日(水)
* 生々しく聞こえてきた世情の話
「赤表紙本」といえば、経済状況を大げさに書きたて、不安を書きたて本を
売る方法に使われる。「読むほうも、書くほうも、割り切って読んでいる、」
のが一般の見方。ところが、どんなにオーバーに書き立てても実際の現象になると、
それを遥かに超えるから恐ろしい。「欧州危機、恐慌と騒いでいるが、今だに
起きてないじゃないか」というが、早いか遅いかの差、間違いなく起こるのは
確か。一昨日も、BS/TVで、こんなことを放送してよいのかと思われるほどの
過激なレポートだった。そのゲストのブログで、現地の惨状の実態を読んでは
いたが、それをTVで流すのだから、一般の人は、驚くはず。 要は、日本円の
預金をドル建てに替えて持つべきとか、日本も、PIIGS並みに数年内になる?
とか・・ ギリシャやスペインの街中で出会った人の生々しい窮状は、日本に
いては分からない。まず一部勝ち組と、大部分の負け組みがいて、その負け組も、
二分される。一年分の生活費の蓄えがある人と、数ヶ月以内に教会の食料配給の
列に並ぶ人に分けられる、とか。歯医者の開業医が、店を閉めたという、
殆どの人が歯医者にかかる金が無いので、経営が成り立たなくなったという。
PIIGSでも、アイルランドのように国が一体になり再建を始めたところと、
ギリシャのように国家がバラバラで、その意欲が全くない国がある。
それは日本でも同じこと。家内から聞く世情の話は、一部勝ち組と大部分の
負け組みの段差の内容が、日常のリアルの内容になる。家内の友人の勤め先の話。
「顔が腫れているのに、そのまま。病院に行かないので変と思っていたが、
その人、お金が無いため行けないと、後で知った!でも、いつの間にか腫れが
直ったみたい!」。 国内では預金ゼロ世帯が三割。それなら病院にいく金も
無いに等しい。 失われた20年で中流といわれる大衆は、本当に貧しくなった。
他人事ではない。 昨夜もNHKの「クローズアップ現代」で、欧州危機を
放送していた。実際に起こったら、どうなるのだろうか? 私の出来る範囲で
恐慌の備えの大方は終わったが、実際になると想像を遥かに超えるはず。
まだ平和ボケの範囲でしかない。まだ火の手は上がってない。
・・・・・・
3857, Macの創業者のジョブス
2011年10月17日(月)
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10月17日(月)
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