ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5538,哲学者は、世間人を、「世人(せじん)」という
のと比べると、いくつか特徴があります。若年期、壮年期に発症する場合には
患者の口数は少なくなり、行動はむしろ不活発にみえますが、高齢者の場合では
逆によくしゃべり落着きのない印象を与える。若年期のうつ病では身体的な症状
を強く訴える場合は、仮面うつ病と診断されますが、同じように老人性うつ病
でも身体の不調を訴える傾向があります。うつ病を発症していなくても老年期
には、個人差はあるにしろ変化を嫌い、意欲を失い、適応力の低下、周囲への
関心の喪失という行動的、心理的な面でいろいろな変化が起きやすい時期です。
特に注意したいのは、老化に伴って性格が変わっていく点です。
一般的傾向をまとめてみますと、
①自己中心的になる  ②疑い深くなる  ③何にでも口や手を出したがる  
④保守的になる ⑤自分の健康を必要以上に心配する  ⑥愚痴が多くなる  
⑦感動しなくなる  ⑧気分や気持ちの切り換えがスムーズにできなくなる 
⑨ストレスにうまく対応できなくなる ・・・》
▼ 肉体的衰えが、精神の衰えを加速し、それがウツ症状をきたす要因になる。
 週に5日は運動ジムに通い、1〜2時間のミニサイクリングをしているので、
何とか落ちこみそうな気持ちを保っているが、この楽しみと、週一の映画館通い
と、自宅のドラマや映画の鑑賞と、この随想日記を書上げる面白味が無ければ、
おそらく、ウツ症になっているはず。先ほどの9つの老人の傾向、どれも
これも、日々、強くなっている現象である。これが連れ合いにも起こり、
その矛先が自分に向かってくるため、二重三重苦になる。で、愚痴が深くなる。
しかし、老いてからの連れ合いの喪失は、それより遥かに厳しくなる。
そして、攻撃先を探し出し・・ 意地悪ばあさん、じんさんになっていく。 
「転がる石には苔がつかない」で、転げまわるしかないのか?
・・・・・・
4441, 四つの時間
2013年05月14日(火)              
 * 四分割の時間割 〜「早朝坐禅―凛とした生活のすすめ 」山折 哲雄(著)
  宗教学者の著者が、この本で勧めている生活が奇しくも私の時間割と酷似
  していて驚いた。
 �デカルトの時間、�イエスの時間、�ブッダの時間、�涅槃の時間、の四分割
だが命名がユニークでよい。( )は、私。�のデカルトの時間は、早朝座禅と
読書や執筆などに充てる時間。(4時半〜6時にブログに掲載する文の添削と
完成、そしてアップ。6時過ぎから7時20分がミニ・サイクリングになる。
そして朝食、新聞、風呂で9時になる)
�のイエスの時間。著者が会社勤めをしていた時は、仕事に集中。
 あたかもゴルゴタの丘を十字架を背負い歩くような時間。
(9時過ぎから12時近くは書斎で、読書か、翌日のブログに掲載する文章の
下書きなど音楽を聴きながら、独り沈潜する)
�のブッダの時間。午前中に集中した緊張から解放された時間。
 (一時間ほどTVを見ながら昼飯した後、スポーツジムへ。正午から15時が
  目安になる。帰りに図書館かスーパーか蔦屋に立ち寄り15時半位に帰宅)
�の涅槃の時間。仕事も終わり、疲れきってしまい、後は晩酌をしたり野球中継
 をみたり。そして、熟睡。(私の涅槃の時間は16時から21時になるが、
 TVの前で、野球、大相撲、録画のドラマか、書斎で読書、そして晩酌)
早朝、午前、午後、夕刻・夜の四分割になるが、書き出してみると価値の高い
順に坂を下りるように世俗化するのが見てとれる。この四分割、人生にも当て
はめることが出来る。0〜19、20〜39、40〜59、60歳以上の、20年一区切り。 
か、25年一区切り。こうみると、どうも私は��が混同していたようだ。
ゴルゴダの丘も大変だったが。そして、涅槃の時節に御隠居で、納得。
 4分割を更に8分割すると「時間割」になるので、曖昧に二つ分けて
おくと良い。成るほど、老後への長期間の準備が必要だ。
・・・・・・

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05月14日(土)
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