ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5418,人生で最も大切な技術 ー②
ノボセや目まいの症状は、歳をとれば当たり前と思って病院には行かなかったが、
TVなどで更年期障害?と心配して病院に行くようになる。そして、薬を貰って
安心する。また少し腰が痛くなると病院に行き、診断する。腰は人類の数十万年
の永遠の課題。まして歳をとれば大方の人が経験する。タミフルという風邪薬の
服用で子供たちの異常行動が問題視されたが、インフルエンザでの異常行動は
以前からあった。しかし、それをマスコミは報じない。つまりタミフルは冤罪。
・著者はうつ病を「脳の下痢」という。たまたま何かの原因で、脳の伝達物質の
働きが悪くなっているだけ。ところが、脳を臓器としての脳としてでなく、
頭脳としての脳と結びつけて考える人が多いため大きな誤解を生んでいる。
・「薬と毒はコインの裏表」すべての薬には効果の裏側には副作用がついて回る。
特に、うつ病や、ガン治療に使う薬は毒性の強いものが多い。目先を乗り越える
のが現在の医療。薬は短期的に効果はあるが長期的には毒薬の場合が多い。
・生活習慣病は基本的には運動と食事療法が一番効果がある。
決して薬だけでは治らない。
▼ ジェネリック薬品が話題になっているが、これは製薬会社が開発した医薬品
の特許が切れた後に、別のメーカーが同じ有効成分でつくる後発医薬品。
最初に開発された薬は新薬や先発薬とよばれるが、この先発薬と同等の有効成分 。
「ジェネリック薬品にして下さい」と事前に言うと言わないとでは大きな差。
ドラッグストアで薬を買うのも同じ。
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3946, 終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか ー3
2012年01月14日(土)
* 陸と海のたたかい 「終わりなき危機」 水野和夫著
「ヴァスコ・ダ・ガマとコロンブスによって海洋に進出し、近代化を始まった。
これは、要するに、「欧州における北アメリカの開発に伴う超長期のブーム」
の出発と捉えることができるとウォルター・ウェップが述べたが、19〜20
世紀初頭になって、近代化は米英によるアジアの開拓史へと受け継がれ、
「地理的・物的空間」を広げていった。さらに、1970年代半ばから、
米国は「電子・金融空間」を高レバレッジで無限に膨張させようと試みた。
そのブームが終わったのはベトナム戦争とドル危機が、その象徴であった。
膨張を前提にする「近代史」は本来、そこで終わっていた。 その後、
「大きな物語」を「電子・金融空間」をつくることで近代は延命したが、
リーマン・ショックでどうやら先進国におけるバブルの宴は終わったようだ。
「海の時代」の構造を前提としているポンド・ドルの基軸通貨体制が成り立って
いるのだから、膨張が止まれば、その危機が起きて当然である。・・その中で、
第一次石油ショックと第二次石油ショックを乗り越えた日本も、バブル崩壊
の後、原油の暴騰から日本の「実物投資空間」が輝きを失う一方で、
「電子・金融空間」を築いた米国は一見輝いてみえ、「金融帝国」化してゆき、
日本も、それを見習えと主流をなした。しかし、本当に深刻なのは、日本がいま
一度、近代化の輝きを取り戻しさえすれば何とかなると思っていることにある。
その象徴が「成長戦略」であり、デフレが景気回復の妨げになっている考え方。
▼ 9・11のテロは、陸と海のたたかいの構図そのものである。
資源を紙切れ=ドルで持っていかれて、民のほとんどは貧しいまま。
その反撃があのテロと想定すると合点がいく。海と空を制圧したアメリカが、
その上に「電子・金融空間」を更に付け加え世界を制圧し続けていた。
その新たな空間の象徴が、あの二つのビルであった。そこに飛行機をミサイル
として攻撃したのだから、アラブの連中からしたら「してやったり」である。
それを口実に、原油や鉱物資源の宝庫の、アフガン、イラクに的を絞って
攻撃をしたのだから、著者の、この戦いの縮図とみることができる。
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3581, 閑話小題
2011年01月14日(金)
* 人は知っている範囲しか、理解しようとしない!
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01月14日(木)
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