ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5416,だれもわかってくれない ー④
▼ エッセイは人生に力を与えてくれる。限りない色いろな想いが混乱した
頭に浮かび上がる。一つ間違えると地獄の業火に焼き尽くされる。ひたすら、
時間と、時空を超えた誰かの魂の声を耳を澄ませて聞くしかない。
思いもよらぬ結果から、何故?と考えたのが『節目どきに』であり、それから
『自己を見つめ』を通し著者の進言を聞いていた。悲壮感は思いのほか少ない。
これは心のセフティネットである。それと、毎朝の独りの時間も。
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4319, おれにつきあうのは、おれだって大変だよ!
2013年01月12日(土)
谷川俊太郎のエッセイで、勝新太郎を書いている文章が気に入っている。
これを読むと肩の荷が半分はおりるようだ。挫折や、大きな決断をしなければ
ならない時、まず直面するのは自分の限界。それも、酷い自己嫌悪に陥った
自分もそうだが、平気で間違いをおかしてきた自分を振り返り「何だ、お前は!」
と振り返っている時の自分を見ている上から目線の視線が、つくづく俺って変だよ、
それも大変な奴だよと実感する。それでも、結構それを容認している自分もいる。
ーその辺りよりー
≪ ・・勝新太郎さんがどこかでこんなことを言っていた。「おれっていう
人間とつきあうのは、おれだって大変だよ。でも、おれがつきあいやすい人間
になったら、まずおれがつまらない。」 私はすっかり感心した。自分とつきあう
のが大変だなんて考えたことがなかったからだ。私は勝さんよりのんきな人間で、
自分とも他人とも世間ともあまり衝突せずに生きてこられたと思っていたけれど、
実はそれは自分で自分をごまかしていたにすぎないのではないか。 ほんとは
誰も自分とつきあうのは大変なんじゃないか。ただ大変なのを自分じゃなく、
他人のせいにしてるだけじゃないか。大変な自分と出会うまでは、ほんとに自分
と出会ったことにならないんじゃないか。上手に自分と出会うのを避けていく
のも、ひとつの生きかたかもしれないけれど。・・ 自分のこころだから分から
ない筈はないと思うのは誤り。 自分のこころはもしかすると他人のこころ
よりも分かりにくい。ましてこころの奥にあるというたましいなんてものは、
もっと分かりにくい。分からないまま日々私は生きている。我ながら大胆だ。≫
▼ この随想日記の12年分を目を通すのも、けっこう大変である。
12年間の、魂を込めた?文章に見え隠れする自分と毎朝付き合うのも大きは
エネルギーがいる。躁うつか分裂病を抱えている人は、まさに、自分を
コントロール出来ない人。勝新太郎は薬中だったから、言葉に含みがある。
事業準備の期間を含めて45年間、前を見つめて走って来たが、リタイアで
過去を振り返る機会が圧倒的に増えている。そこで過去がフラッシュのように
湧き出てくる。面白かったことも、自己嫌悪の大失敗もである。それでも長年
かけて培ってきた趣味の世界があるので、大変なりに、日々を楽しむことが
出来ている。死に直面した最期の自分と付き合うのが一番に大変だろう・・ !
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3944, 岐路に立つ世界経済
2012年01月12日(木)
* 今年は、一日一日何が起こるか分からない
11日のNHKのクローズアップ現代、連休明けには刺激的な内容である。
昨年から欧州の金融危機が続いているが、そのダイジェスト版と、世界経済恐慌
前夜の深刻さを伝えようとする内容。恐慌が起きる起きないでなく、何時起きるか
の瀬戸際。 ー まずは、NHKのHPの番組解説から ー
クローズアップ現代 「2012年 岐路に立つ世界経済」
≪ ヨーロッパの国々を脅かす国債危機「ソブリン・クライシス」。そして野火
のように広がるアメリカのデモ「ウォール街を占拠せよ」。
そして日本はその二つの危機に挟まれて記録的な円高に見舞われている。
背景にあるのは、“自由”な金融市場で広がる“マネー”。時として制御を失い、
リーマン・ショックによる金融機関の破たんのみならず、国家を揺るがす事態を
引き起こすパワーを持つに至った。世界はいま、国家の財政危機と銀行などの
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01月12日(火)
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