ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5383,武器としての決断思考 ー⑤
更に驚いたのは、男女の差が無かったこと。男は仕事(縦の関係)で友人関係
に希薄になりがちで、女性に比べ少ないと思っていた。 年齢別にみると、
14歳以下が5割と答えているが、15歳以上になると全ての年代の答えは
2割以下。こんなものである。友人が多いと思っているが、実はその人が
勝手に思い込んでいるだけもある。「人は人、我は我、されど仲良く」を
ベースにした関係が基本。
☆「あなたは、強い人ですか?」に対し、3分の2近くが、弱いと答えていた。
これも、意外な答えである。上記の「友人が多いですか?」の回答に対する
心情に似ていて、どのように思うかである。 私の考えは 「人間は本来、
誰も弱い存在。それを知識と経験で克服して鍛え上げるプロセスが人生。
としても弱い存在は変わらない。しかし一般からみれば、強いのではないか」
ということか。で、本当に強いか?と心底を覗けば、「弱い」と言うしかない。
☆ 「あなたは、物知りですか?」に対して、イエスとノーの比率は5分5分。
これも、あくまで対比の問題。「上を見ればきりがない。下を見れば底がない。
横を見れば情けない。」で、対比の問題。
☆「あなたは、スポーツ好きですか?」に対し、7割近くが、好きと答える。
これも意外。私の予測は「5分5分」。スポーツジムに通い始めて好きに
なったが、ウォーキングを30年も続けてきたのをみると、嫌いでは出来ない。
☆ この本の質問には無いが、「あなたは、自分の人生を肯定できますか?」
を思いついた。で、どう? せざるを得ない?五分五分の結果予測がたつが、
3分の2ができない、になるのだろう。恐らく。
「面白かったんで肯定する」が私の回答。
・・・・・・
3911, ファイナル・クラッシュ ー3
2011年12月10日(土)
第2部 ハングオーバー−金融の死の灰
「もし私に一国の通貨を発行する権限を与えてくれたなら、
その国の法律を超越した存在になるだろう」 ーメイヤー・ロスチャイルド
* アメリカの通貨であるドルについてはっきり言えることは「ドル紙幣は
刷られすぎてしまった」ということ。 世界は今やドルの下落に直面している。
それも人類史上経験したことのないスケールでの暴落だ。たくさんあるものは
値を下げる。たくさんありすぎるものはクラッシュする)
1971年から今日に至るまでの40年足らずの期間に、ドル紙幣の価値は20分の1
に低下してしまったのだ。 なぜそんなことになったのか。原因ははっきりして
いる。ドルの大量増刷が行われたためである。1971年8月15日に金本位制を廃止。
それによってドルのキャピタル・フライト(資本逃避)が発生する。アメリカ
からマネーが逃げ出し、為替市場でドルが売られ、米ドルの価値は下落した。
米ドルはゴールドに裏打ちされた通貨ではなくなり、アメリカ国債という負債
に裏打ちされた通貨になり下がったのである。・・
・・石油と工業製品をアメリカへ輸出して利益を得ていたまさにその国々が、
溢れ出るドルを吸い上げる役割を担っていた。彼らは輸出で得た代金でアメリカ
国債を購入しており、それがドル紙幣の価値を人工的に維持する結果となる。
アメリカに石油と工業製品が着く。その帰りにアメリカ国債を満載にしていく。
アメリカ人が買う商品を中国が輸出し、中国にドルがたまる。中国がそのドル
でアメリカ国債を買う。それによりアメリカに還流したドルでまたアメリカ人
が輸出品を買う。この還流を「チャイニーズ・ランドリー」と呼ぶ。
* 国別で現在、金を一番多く保有しているのがアメリカ。外貨準備の7割が
ゴールドであるのに対し、日本は僅か3%である。だからファイナルクラッシュ
で、一番、打撃を食う。 その僅かなゴールドも殆どがFRBに置いてあり、
日本銀行は、その預り証しかない。それは日本だけでなく、世界中の国も同じ。
それは、実質的にドルを持っているのと同じことになる。
▼ 当然、中国も分かっている。このサイクルが利すると考える間は大丈夫
だが、そうでなくなったと判断したときには、これを捨てる。中国が買い
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12月10日(木)
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