ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5303,閑話小題 〜白鵬のいない大相撲も悪くない
ふざけた書き割りを見たヨーロッパやアメリカの原発関係者はかなり衝撃を
受けたのではないかと思う。その施設の老朽ぶりや、コストの安さや、安全
設備の手抜きに心底驚愕したのではないかと思う。どうして原子力のような
危険なものを、こんなふうに「雑に」扱ったのだろう… と海外の原子力
研究者は頭を抱えたはず。そこまでして「コストカット」したかったのか?
日本人は命より金が大事なのか? もちろんそうではない。話は逆なのだ。
あまりに怖かったので、「原子力は所詮金儲けの道具にすぎないという嘘」
を採用した。原発の設備をあれほど粗雑に作ったのは、原子力に対する
恐怖心をそうやってごまかそうとしたからなのである。「こんなものいくら
粗雑に扱っても抵抗しやしねんだよ」と蹴ったり、唾を吐きかけたりして、
「強がって」みた、 (・・・中略)
・・原子力についても、そもそもその設営のときに、伝来の古法に則って、
呪鎮の儀を執り行うべきだったと思う。盛り土をして、原子炉を土中に置く
のである。塚に草が茂り、桜が咲き、鳥がさえずるような広々とした場の下に
原発を安置する。そこに神社仏閣を勧請する。「原発神社」。荒ぶる神が
とりあえずは「よきこと」だけをなし、恐るべき力の暴発を抑制してくれて
いることを感謝するのである。 そして、桜が咲く頃には地域の人を集めて、
「原発祭り」を挙行する。荒ぶる神がとりあえずは「よきこと」だけをなし、
恐るべき力の暴発を抑制してくれていることを感謝する。(・・中略)
・・・ 福島原発の設概工事のときにも、間違いなく地鎮祭は行われた
はずである(地鎮祭を執行しなければ、建築現場には誰も入らない)。
なぜ地鎮祭の執行を禁止しなかったのか。地鎮祭をしないと、日本人の作業員
が現場に入ってくれないのなら、中国からでもフィリピンからでも建築労働者
を連れてきて断行すればよいではないか。 なぜ地鎮祭を行うのか。
それは平屋の家を建てる工事においてでさえ、行われる。「恐るべきもの」
の不意の現場での警戒を怠れば、思いがけない事故が起こることを現場の
働く人は経験知として知っているからである。地鎮祭は地祇を鎮めるため
ではなく、人間の緊張を亢進させるための心的装置なのである。・・・≫
▼ 「原発供養をすべし」とは、思いもよらぬ切り口。供養すれば済む問題でも
なかろうが。ビル建設で地鎮祭を何度か経験したが、それはそれで大事な神事。
しかし世界中のビル工事で行われるかといえば、そうでもなく、日本的心的装置。
施工業者と、施主と、土地・建物を一つの魂にする儀式ということか。
最後は祈るしかないという、ブラックジョークか。
・・・・・・
3831, 閑話小題
2011年09月21日(水)
* 学生時代に経験した、都会人と地方出身者の差
東京の学生時代は寮暮らしだったが、そこは地方出身者の巣窟。
それに比べ大学はミッション系で比較的裕福な人たちが集った学校。
クラブに入って驚いたのは、都会人の会話のセンス。常にジョークか駄洒落を
飛ばし会話を楽しんでいる。友人も教養課程のクラスでは席が固定されている。
そこで二分されるのが、都会出身者と地方出身者。服装からセンスが違う。
しかし都会出身者は、地方人の素朴さに惹かれ反面、どこか田舎者と見下げる。
地方出身者は更に言葉にコンプレックスを持つ。が、それ以前に、日常の三食の
食事など生活のハンデがある。友人を見てキツイそうなのがアパート生活者。
地方出身者は孤独な都会の一人暮らしに辟易としてしまう。 入学早々に彼女を
つくるなど、まだ純真な身にとって考えられない。チャンスは幾らでもあるが、
どの辺が自分に妥当かどうか判断できない。やっと声がかかってくるのが学生
生活に慣れた二年の後半から三年にかけてになる。とはいえ、女性の方は二段階
上の人が対象。(これは40歳を過ぎて初めて知ったこと)その中で4人の姉
たちを比較し、その上というとナカナカ適正な相手が見つからない。
現在振り返ると私も1〜2ランク上の相手を求めていたということ?
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09月21日(月)
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