ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5221,閑話小題 〜今年も半分が過ぎた
この語は「終わり」を意味する比喩としてよく用いられます。ラッパ型の怒り
には何の展望も描けないのです。
△ 表に出して、かつ問題解決にむすびつけようとする怒り、これを「実務型」
の怒りということができる。怒りを表に出して他人に認知してもらおうという
もので、それをキチッと問題解決に向けようというもの。≫
▼ 一つの怒りに、この4つのプロセスを経る場合が多い。
その痛みを時間の経過の中で耐えている間に、考えるという働きが出てくる
からである。怒りっぽい私など、何時も独り心の中で、このプロセスの中にいる。
結局、全ての怒りは時間が解決する。怒りはエネルギーの元と割り切るしかない。
怒るだけ損でなく、怒るだけ得になっていく。
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4115, 財政恐慌 ー2
2012年07月01日(日)
* 共同債の発行など気違沙汰!
「財政恐慌 ーついに金融と財政の死に至る無限ループに突入した」浜矩子(著)
連日のトップニュースがユーロ危機である。一つ間違えると世界恐慌になる
からだ。ギリシャ、イタリア、スペイン、キプロスと、その危機はモグラ叩き
のように次々と出てくる。その都度、ドイツ、フランスを中心にしたEUが財政
対策を打ち出し、何とか乗り越えている。数日前も何とか緊急対策を打ち出した。
しかし、ここまで来たかというのが、「ユーロ共通債」構想。 字のとおり、
ユーロ圏として一本化した債権を発行することで、ユーロ圏で統一的に財政資金
を調達しようとする代物。これまでの、加盟各国が個別に国債を発行するのでは
なく、調達窓口を一本にしようとするもの。ブタちゃん=PIIGSにとって、
これほど有難い国債はない。ユーロと同じく、ごねて、どんどん共同債を発行
してもらえるからである。ギリシャ、スペイン、イタリアにとって、7%近い
金利が遥かに低くなる。金利の低いドイツが逆に高くなるため認める訳がない。
しかし、そうでもしなければ、PIIGS各国は、財政破綻の限界に来ている。
ユーロは暴落し、嫌われた通貨に成り下がった上に、共同債など無理ときている。
何をしてもユーロ構想が、メルトダウンに入るのは時間の問題。著者は、ここで
「ある地域内で単一通貨を導入して、うまくいく二つの条件がある。一つは、
その地域内では、どこも物価水準、失業率、金利、賃金が同じ、要は経済格差が
全くない状態であること。二つ目に、地域内に存在する経済格差を埋める
中央調整装置の存在が前提としている。この二つが存在しているかというと、
否という。著者は、ドイツが前者の経済格差を無くする方向を求め、フランスは、
財政難諸国を救済する仕組みの強化を目指そうとするが、この二つは、根本的に
相容れないもの。現在のユーロは、股裂きの刑にさらされているという。
ドイツもフランスも、今さら、ユーロ圏脱退も出来ない。それをPIIGSが、
その足元をみて、今までの安楽の延長の生活を求めている。それも、時間の問題
が現時点である。何処かの国では、国債発行がGDPの二倍、国家予算は税収の
二倍になっても、その都度、首相を取り替えて、国家リストラを避ける。
ユーロ圏は同じ道を歩きだしただけ。PIIGSを、最終的に準加盟国という名目
にして排除するしか存続の道は無いが、私の見立てになる。恐ろしい日々は続く。
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3749, ジャズについて ー「ジャズ完全入門!」−19
2011年07月01日(金)
ー 「ジャズ完全入門!」 後藤雅洋著
歴史については「音楽の本」のジャズの章に詳しくあったので、ここは飛ばし、
「ジャズに使われる楽器とその編成」についての、ポイントを取り上げる。
【 ジャズで使われる楽器は、基本的にクラシック音楽と同じ。違うところは、
クラシック音楽の音色のメインとなる弦楽器類(ヴァイオリン、ビオラの類)
はメッタニ使われず、ベースは、ジャズでは独自の演奏法を行う。クラシックで
使われないものでジャズ特有のものはドラム・セットで、この存在がジャズらしい
リズミカルな躍動感を作り出すキーポイントとなっている。クラシックの楽器類
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07月01日(水)
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