ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5199,閑話小題 〜にほん縦断こころ旅
4093、私は完全な本 "日本の自殺"ー1を作った
2012年6月9日(土)
先日、何気なく文芸春秋3月号を借りてきた。この号は二月に図書館内で
田中慎弥の芥川賞受賞作品を読んだ。しかし、トップに取り上げていた論文を
見逃してしまった。最初は最近書かれた内容と思っていた。その内容が的を
得ているので冒頭に戻って見直すと、何と37年前に文芸春秋で掲載された
論文と知り衝撃を受けてしまった。今年一月の朝日新聞の一面で、これを取り
上げた主筆が瞠目したという内容。著者は「共同執筆・グループ1984年」。
そこに添えられていた要約=「1975年、小誌にある論文が掲載された、それは
高度経済成長を遂げ、繁栄を謳歌する日本に迫る内部崩壊の危機に警鐘をならす
ものだった。それから37年、朝日新聞の若宮啓文主筆が1月10日朝刊の一面で、
この論文に注目し、「『日本の自殺』がかってなく現実味を帯びて感じられる」
と、今なお「予言」の響きを失わない論文を再考していた。
ーまずは、小見出しを拾ってみる
1 日本没落の予感
2 ローマ帝国滅亡との類似点
3 日本が直面する困難
4 危機は日本人の内部にある
5 豊かさの代償
6 現代文明がもたらす幼稚化
7 デマによる集団ヒステリー
8 情報の洪水が人間を劣化させる
9 自殺のイデオロギー
10 戦後民主主義の弊害
11 没落を阻止するために、
この見出しだけでも、現在の日本の現状分析の項目そのもの。
敗戦後、日本は物質的に歴史的な復興をしてきたが、精神的には、ほとんど
敗者のまま。現在の日本はギリシャ並み?か、それ以下に荒廃した魂で、茫然
自失の状態である。次回から、見出しごとに、要点を書き出してみる。
「日本の自殺」を、「我々(私)の自滅」と置き換えて読むと、身に覚えの
あることばかり。我々は、私は緑の原野で何をしてきたのだろうか。
欧米が主導してきた文明とは何だったのか。
・・・・・・
3727, 全米N0・1弁護士の勝ち抜きセオリー 〜�
2011年06月09日(木)
『議論に絶対に負けない法』ーゲーリー・スペンス著
ただ好きなことをすればよいのではなく、シナリオにそった周到な準備が
あることは、言うまでもない。以下の部分は、この本の中の一番の要の部分。
よく調べ、勉強し、実践し、準備の上で何事にものぞめば、準備を遊びになる
まで熱中しろ、ということ。そこまで集中した相手に勝つには、並大抵でない。
【 * 私が百戦百勝している最大の秘訣
準備! そこから魔法がはじまる!だが、私がそう言うと、若い弁護士は
当てが外れたような顔をする。彼らは労働と呼ばれる退屈なものを迂回できる
ような、楽な方法を知りたがるが、本当の準備は労働ではないと彼らに説明
できればいいのだが・・ 準備とは、創造する喜びだ。準備とは人生を苦労して
前進すること、悩みながら生きていくこと、波に揉まれながら生きていくこと、
人生を喜んで引き受けること、人生を自分自身に塗りつけること、人生を
生きることである。モーツアルトに労働したことがあるかと尋ねたら、
おそらくノーと答えたのではないだろうか。だが彼の人生、彼の呼吸が、
彼の音楽だった。不朽の音譜という形でなされた彼の議論は、人生のすべてを
費やした周到な準備の成果だった。並はずれたIQを持っているが準備をするほど
賢明ではない人よりも、力強い議論の準備を整えている普通の人になりたい。
準備とは、あくまでも「心の底」の栄養だ。 結局、天才とは脳細胞の幸運な
並び方を言うのではない。天才とは、エネルギー、単に何かに向けられた
エネルギーにすぎない。 天才とは準備なのだ。 議論の準備をしている時、
私は労働をしていない。この本を書く時も労働をしていない。遊んでいるのだ。
準備をしている時の私は子供。子供だから遊びに飽きることはない。
子供だから自分本位で、熱中していて、ひたすら遊びを楽しもうとしている。
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06月09日(火)
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