ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■8186,閑話小題 〜一昨日は,母親の命日
に印象的な衝撃が大きすぎ、当初無秩序に救済策がとられたからだ。コロナ禍は、
急激な需要減少だが、それは短期限定的で、需要減少の総量としてはリーマン
よりも遥かに小さい。また、ストックも傷んでいない。 つまり工場の設備も
インフラも多くのビジネスモデルも基本的には無事である。人々の不安が解消し、
行動制限さえ緩和されれば、すべて元に戻る。さらに、銀行などの金融機関が、
少なくとも直接にはほとんど傷んでいない。例えば不動産バブル崩壊で銀行の
資本が毀損し、貸し渋り、貸しはがしなどが起きて、経済全体がバブル崩壊からの
不況に陥ることはない。
◉ 実際にコロナショックが収束すれば、間もなく、どこかのタイミングで
バブル崩壊となる。理由は単純で、バブルは膨らみ続けるか、崩壊するか、
どちらかしかないからだ。そして、もはや、コロナショックバブルは膨らみ
続けることはできない。なぜなら、膨らませる手段が尽きてしまっているから…】
――
▼ 上記の著者は楽観的過ぎる! 中国の資本主義への移行のバブルは、
生々しく、深く中国社会に浸透している。問題は、情報化の影響の大きさを
理解してない事。それは勝ち組の栄華を映し出す。それは怒って当然になる。
アメリカの66%の奴隷層には夢が有るが、中国には、それがない。その怒りが
深く沈殿している。ギリシャ時代の社会には、それを解消させる競技、演芸場が
存在していた。それが現在では、スマフォに替わっている。
・・・・・・
7135,読書日記 〜「おっくうの系譜 」
2020年09月26日(土)
<ベストエッセイ 2018 日本文芸家協会>…P118
* 老いとは、おっくう度数が増すこと!
還暦辺りから、老いの兆候が出てきたが、老いに魂というか、心が追いついて
いけないのが実感! 他人様のそれは、直に見てとれるが、己の事となると、
サッパリ気づかない。何ごとも億劫になるからだ。 精神の衰えもあるが、
足腰の痛みなどが日々、増していることがある。
19世紀の詩人ボードレールが詩集『悪の華』に『敵」と題された
ソネットの中で、「おっくう」を仇敵… としている。
【 ――苦しや、苦し、「時」は生命(いのち)をくらうなり、眼に見えぬ
「仇敵」は、心臓(こころ)をむしばみ、失える地もて肥え肥りゆく。
タイトルの『敵』は何か? あきらかに「とき」だろう。…
…「時」は単なる時間ではなく、季節にかかわり、第二連では(思想の秋」
とある。この秋は「人生の秋」でもあって、大一連の「若きわが日」の対比、
「老いの秋」と重ねてある。
…はじめに、おっくうとは、病だと言ったが、生きていることの本来的な
メランコリーが病気だとしたら、健康とは何か。
ともあれ人を避け、引き籠るのは、ほどほどにしよう。旧友と会い、
ピアノ演奏をたのしみ、たまには遠出をして、ホラを吹くのも悪くない。
ノロノロと腰を上げ、ポケットのチケットをたしかめる。おっくう症の
老人を笑ってはならない。髪が薄く、やや猫背で、足元がおぼつかない
人は、それとは知らずにパリの憂愁詩人を生きている。近代人のもっとも
微妙な感性の中にいる。自分でも扱いかねるのだもの、どうして他人に
伝えられようか。】
―
▼ 老いていくのは、病気が悪化すること! それも億劫症(病)が
進むこと! そう考えると、やはり、平均年齢辺りが、妥当? 死ぬ
のは死ぬ。助かるのは助かる!人生を切り開くとは、目先の問題を何とか
‘億劫がらず’切り開くこと!
意味合いをネット辞書で調べると…
< 元々「億劫」とは仏教用語で「とても長い時間」を意味していた。
普通では考えられないほど長時間であることから、「時間がかかりすぎて気が
のらない」に転じ、「気分がのらず面倒であること」を意味するように。>
老化現象は、老い先短い老人に、長期的なことは無理!ということ。
・・・・・・
6769,閑話小題 〜買わないという選択はないやろ
2019年09月26日
* 不快なCM
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09月26日(火)
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