ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6089,閑話小題 〜せんだみつお の世界
 都会では見えづらい格差が、地方では露出する。人の集まる公共の場では、
不用意の発言は収入格差として怒りをかう。貧困老人といえば男が通り相場
だが、実際は女性の貧困問題が中核。それは、職場では男優位の職階と収入が、
そのまま年金額に比例するため。私のように家内との家庭内資産格差がある。
年金格差で何とかバランスが取れている。何処かの同級会の某女性に気の毒
そうな顔で、『飲み会の費用は、その都度、奥さんから貰ってるの?』と、
同情される始末。そういう金は、ヘソクリをしておくのが、呑み助の悪知恵。
その都度、嫌味を言われ貰うなら、初めから飲み会など出る由もない。 
 とはいえ、同期会は、外に出る絶好の機会。老いた時節に、人生が凝縮して
現れ出てくる。 〜以下に、これまでの幾つかをコピー〜   
 人生の性が露出する貧困問題だが、まあ、真面目に書いたもの!

・・・・・・
2015/12/05
閑話小題 〜独身世帯の半分、全体の3割は貯蓄ゼロ!

  * 〜単身世帯の47.6%は貯蓄なし
 ネットサーフィンをしていると、以下の深刻なレポートがあった。
核家族化が進んだ日本は、老夫婦の片割れは単身世帯になる。その時、
多くが下流老人に陥る厳しい現実がバブル崩壊以降、突きつけられている。
年金支給日の支払窓口の殺伐とした年寄りの姿があるが、貯蓄ゼロなら当然。
 オリンピックバブル崩壊の数年後、10年、いや5年もしないうちに、
スペインやアメリカのように、宗教団体やボランティアが提供する、
無料食事提供所への行列が街中に出来る現実味が出てきた。
《 2015年の貯蓄率ですが、単身世帯の貯蓄なしが47.6%となり、
 2014年より8.6%も増加しています。また平均値は773万円
ですが、中央値は20万円で、2014年より何と55万円も減少している。
この55万円も減少している理由は定期的収入の減少により貯蓄を取り崩した
とされています。このペースでいけば2016年には単身世帯の貯蓄平均値は
10万円を下回り、限りなくゼロに近づくことになります。
 今や日本は恐ろしいスピードで単身世帯の貧困かが進んでいますが、
では全世帯ベースではどうでしょうか? 貯蓄なし世帯は30.9%と
2014年より0.5%増加しています。全世帯ベースでは平均値は
1209万円となり、中央値は400万円となっており、この中央値は増減
なしとなっており、収入を全て使っていることになります。日本の貧困は
この数字から見ますと単身世帯の貧困となりますが、今後益々単身世帯が
増えるとなれば国民の半分以上が貯蓄ゼロになる日も近いと言え、そうなれば
貯蓄ゼロ単身世帯は生活保護一歩手前にきているとも言え、日本の社会保障
制度は崩壊に直面します。この社会保障制度を維持するには持つものから
持たざる者へ所得を移転させる他なく、即ち政府による持つ者への課税を
通じて再分配するしかありません。 具体的には資産2000万円以上の
富裕層へ90%課税を行い、その課税分を社会保障に回すことになるのかも
知れませんが、持つ者が持たない者の面倒を見るしか道はありません。
あと5年もすれば、日本には貯蓄ゼロの単身世帯が50%を超え、全世帯
ベースでも40%が貯蓄ゼロになるかも知れないのです。
日本は今や貧困社会に入りつつあると認識しておく必要があります。
(註:中央値とは、対象の人口の丁度中央の人の値) 》
▼ 単身世帯の半数、全体世帯の3割が、貯蓄ゼロとは、驚き。
 他人事ではない。ブラックスワンの到来で呆気なく事業清算をしたが、
何とかセフティネットで、現在の生活を維持している。今のところ夫婦とも
健在だが、どちらか欠ければ、片方が大きな岐路に立つことになる。 
若者も老人の弱いところに貧困問題が直に現れてくる。娑婆は誰も助けて
くれない。あるのは自助努力。 〜で、以下の若者の貧困問題につながる。

・・・・・・
2014/12/30
閑話小題 〜深刻な子供の貧困問題

 NHKスペシャルの『子どもの未来を救え〜貧困の連鎖を断ち切るために〜』

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11月14日(火)
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