ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■6018,閑話小題 〜空を飛ぶ
食事も高級レストラン並。 夜半聞こえてくる不気味なハイエナの声!
ケニア人の90l以上は、一生の間で野生のライオン、キリンを見ないという。
それだけ一般大衆は貧しいという。首都ナイロビでホテルから一歩外に出ると、
物乞いと、物売りが瞬時に寄ってくる。現地の女の日本人ガイドが、
その貧しさに涙を溜めて訴えていた。 日本人の観光客は、年間に一万人に
満たないという。その点で超穴場といえよう。
実感として、一試合で二本のホームランを打った感! であった。
――
H0807
インカ帝国<夢の旅>
ナスカの地上絵編
AC百〜六百年の昔、海岸から三百八十kmの乾燥地帯に、
一つの文化が栄えていた。謎の地上絵で知られるナスカ文化である。
彼等は何を思ってか九百kuにわたる広大な大平原に、
直接、三角形の図形と線の動物、虫、植物、宇宙人(?)の絵を描いた。
(その絵と同じものが、当時の土器に描かれているので、
彼等の時代に描いたのが判明できたという。)
その地上絵は飛行機ではじめて発見、判明された。
それが何を意味しているのか、宇宙人説、空飛ぶ人間説、星座をあらわす
カレンダー説などあるという。
灰色の土地を十cmも削ると黄色の地面が出てくる。
それを三十cmの巾で十〜三百mにおよぶ絵をえがいている。
その数がペルー全土で二百以上あるという。
そしてその多くがナスカに集中している。
セスナ機で二十分位飛んだ大平原にあちこち見えてきた。
本当に宇宙人にみせる為としか思えない。“UFO”のまさに世界である。
少なくとも、このフライトの間は宇宙人は本当に存在しているのでは
と確信したくなる光景であった。
ハチドリ、クモ、コンドル、サル、宇宙人の絵と、その背後に何キロにわたる
縦横に描かれた直線は誰に見せる為のものであろうか不思議そのものだった。
編みあげの髪の毛のインデォのおばちゃん、アンディスの山脈、チチカカ湖に
すむ原住民の素朴な生活、そして世界の七不思議といわれる巨石建設の技術等に、
強烈なペルーの魅力的な世界が今でも脳裏にやきついてはなれない。
高山病に悩まされ死ぬ思いであったが、そんな事は些細に思わせるほどの
聖なる不思議な日々であった。
(次の南米はペルーの反対側にあるキアナ高原にある世界最後の秘境、
テーブル・マウンテンとエンゼル・フォールに是非行きたいものである。)
(H 8.6/6〜6/12 )
――
H0909
ギアナ旅行記
この数年、秘境の旅に凝っている!
そしてそれが深いほど新しい感激・感慨が大きくなる。
南米大陸の一番上に位置するベネズエラの首都カラカス。
そこより目指すギニア高地の基地、カナイマへ。
更にそこからオリノコ川の最大の支流カロニ川の上流に、秘境ギニア高地が
広がっていた。 インディオの操縦で四日間にわたった
「エンゼルフォールを目指すアドベンチャー・ツアー」であった。
コナン・ドイルの“ロスト・ワールド”の空想小説の舞台となった
テーブル・マウンテンは、一〇〇〇m〜三〇〇〇mの垂直に切り立った
絶壁に囲まれた台地がいくつもそびえ立っていた。そこより落ちる滝は多い
ときで二〇〇〜三〇〇にもなり、その中で一番有名なのが、世界最長の落差の
エンゼルフォールである。その長さは一〇〇〇m、山道を一時間以上かけ登り、
麓より見上げた滝の雄大さ、神秘性は言い知れぬ迫力があった。ここでは生物
の生存がほとんど不可能であるという。
ボートでそのテーブルマウンティンの勇姿を見た時、魂を電流がつき抜けて
いったような感動で自然と腰骨がピンと立ち、ただ茫然としていた。
そして涙が自然と流れ出てきていた。
二十億年の大自然の時空を直感できた感動であった。
「これで人生の感動の分岐点を充分越える事ができた!」という言葉が、
フッと脳をよぎった。
原始人が自然に対して“神”を直感するとは、
このような二十億年の時空の中の一瞬の何かを観たのだ!。
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09月05日(火)
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