ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383029hit]

■5719,閑話小題 〜アメリカ大統領選挙 〜A
必要性が無くなったことと、アメリカの衰弱、少子化、そして情報化による
グローバル化の結果である。その前提が変化しているに関わらず今だ成長路線
への修正を目指している。あまりに楽観的である。間違いなく、10年後には
国民の生活レベルは現在の半分以下か、三分の一になる。著者はここで、
大学の色々な実験結果を示し、人間は昔から自分の記憶をいいように、自己
満足するように再構成する性を指摘している。たとえば親は、実際よりも
専門家の意見に近い子育てをしてきたと信じてきたし、ギャンブラーは、
負けより、勝ったことを、こと細かく記憶している。それぞれの顔を何割か
良くした修正写真と、修正前の写真を二枚並べて、どちらが自分に近いかを
問うと、確実に修正写真の方を選ぶという。人間は自分に都合よくものを
見たり思ったりするもの。人間で凄いのは、とにもかくにもモノゴトを考え
ようとしないこと、楽観的すぎるということである。更に悪いことに結果を
知ると、それまでの考えを無意識に修正してしまい、以前より修正後の考えを
持っていたと思い込んでしまう。大部分の人は世界は自分の為にあり、
自分中心に地球が回っていると考えている。実際は、その正反対であるのに。
その甘い考えで経験を重ねるうち、直接、自分に跳ね返って叩きのめされる。
それが小さな事態なら、まだ良いが・・ 「楽観は意志、悲観は感情」という
言葉は、一面、真理だが、これは意志に裏づけがあり強固であってこそ。
右上がりの時流の時は「長期、楽観!短期、悲観!にして、日々楽しく!」で、
右下がり時は、「長期悲観、短期楽観で、日々可笑しく!」を旨にして、
冷静にあるべき。楽観的であるのはよいが、現象のマイナス部分を見て
見えないという、欠点がある。その蓄積が大失敗に繋がる。
自分のことか?・・ いや、貴方も!

・・・・・・
3517, 不況景色とは、こんなもの? −1
2010年11月11日(木)
  * 繊維業界の不況景色とは?
 昨日の朝のNHKニュースのレポートで岐阜を中心とした繊維不況の実態を
映し出していた。デフレに対する人件費の削減のため、中国人を研修目的の
名目で入国させて何とか凌いでいたが、研修目的という題目の低賃金が法律で
禁止されることになり、先行き真っ暗という。ついに、来るところまで来て
しまったという深刻なもの。30年前に5年近く実家の衣料量販店をたずさわり、
岐阜や広島などの生産現地に仕入れに行っていたこともあり、その深刻度が
直に伝わってくる。現在は業種は変わってもほぼ同じような問題で地域経済は
喘いでいる。住宅も、車も、電気製品も、エコポイント制度による前倒し
需要で何とか今年は凌いできたが、問題は来年はどうなるか?である。
前倒し需要の反動がモロに日本を覆うことになり、来年は更に冷え込みが
大きくなる。考えただけで恐ろしい。また消費税の増税も待ったなし、
ときているし、さらにTPP(環太平洋湾自由貿易)で、農業も例外なく
自由化されれば、日本の農業は大打撃を被ることになる。もし参加しないなら、
日本経済そのものが壊滅的打撃になる。 
一昨日の同じニュースのレポートは、目と耳を疑う内容。
「風俗嬢の派遣会社に一般主婦の応募が急増している」という。
顔を隠しているが、サラ金の借入れが厳しくなって、手っ取り早い風俗に
昼間に行っているという。週に4〜5日、6時間で月40万になるという。 
朝のNHKが放送する内容ではないが、時代は、そこまで深刻ということ。
もう自明になったが、民主党に政権を取らせたことが間違い。今年の暮れか
来年早々、政変で自民党と民主党の小沢派が大同連合をつくり、この難局を
乗り越えないと、国家破綻が現実的になってくる。 
アメリカのCIAは、あらゆる手を使って阻止してくるが、それしかない。 
まったく、どうなってしまった日本よ!

・・・・・・
5354,島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜 ーD
2015年11月11日(水)
   * コンプレックスは神様が与えた素晴らしい武器

[5]続きを読む

11月11日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る