ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5628, お金に強くなる生き方 〜②
私たちは世代を超えてそれぞれの知識を共有できるようになったのです。
 言葉を持ったホモ・サピエンスとうまく操れなかったネアンデルタール人。
二つの氏族の運命を分ける時代がやってきた。4万年前、ヨーロッパーは
200万年間続いていた氷河期の最後のピークを迎えていきました。
寒さは厳しさを増し北半球ではぶ厚い氷河が欧州の北側を覆い尽くしていた。
この過酷な世界で生きるために言葉はホモ・サピエンスにとって大きな助けとなる。
寒冷地に住む動物たちは季節の移り変わりとともに大きな群れをつくって移動。
その時、ホモ・サピエンスは言葉によって獲物が移動してくる時期や場所の
情報を交換しそれに備えて狩りの計画を練ることができたのです。
言葉が未来を予測する力になったのです。 ≫
▼ 現在では、情報機器とネットが、日々進化して、現代人は、それに
 翻弄されている。しかし、時間とともに、それらを使いこなすことになるが、
その能力格差が果てしなく大きくなり、制御不能になるのでは? と思われる。
 言語能力だけでなく、洞窟画も、ネアンデルタール人には無かったという。
そこにも人間の能力の意味を知ることが出来る。より広く、深い知識を得て、
様々の世界を知り、音楽、絵画、演劇など多くの芸術に感動し、それを満たし、
新しい何かを創造することが人生であることを示している。
・・・・・・
4898,ホントに大事なお金の話  −3
2014年08月12日(火)
        『知っておきたい ホントに大事なお金の話』佐伯 良隆 (著)
 * お金と「幸せ」について ー幸せは金で買えるか?
  幸せは金で買えるかは古代哲学からの大問題。
   ー以下で、その辺りを取り上げている。
≪・2002年に、ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カネーマンが
『年収7万5千ドル以上になると、それ以上の所得の増加は「生活満足度」は
 高めても「幸福度」は殆ど変わらない』と結論づけた。
・2013年、ミシガン大学のスティーブンソンとウォルファーズは、各国の詳細
 なデータ分析から、一人当たりGDPと「生活満足度」には明確な相関があり、
「幸福度」とも一定の関係がある、とした。
・それでは日本人の幸福度はどうでしょう。国の豊かさを示すGDPは50年前
 には4000ドルでしたが、現在は43000ドルと、10倍以上になりましたが。
 一人当たりの経済活動費は飛躍的に増加し、私たちが手にする金も増えました。
 それが連動するなら、日本人は10倍も幸せになったはず。
・ある調査で、世界各国で自分の幸福度を10段階で自己評価したものを集計した
 結果、2012年時点で、日本は6・5で、1960年度から50年で、ほとんど変化を
 してなかった。一方、北欧諸国は8・0前後と高く、他の欧米諸国の多くも
 7・0〜7・5、深刻な経済危機をかかえている失業率20%のギリシャさえ6・4%。
 日本は主要先進国中、最低レベルなのです。OECDの幸福度指数でも、
 経済力の割りに高くない。一人当たりGDPが14位にかかわらず、
 幸福度指数が34ヶ国中21位でした。・・・ ≫
▼ バブルの崩壊以降、右下がりの経済環境の中、戦前世代、団塊世代、
 団塊ジュニアは、右上がりの時代と比べてしまうのが要因の一つ。私の場合、
終戦から40年近く右上がりの時代に生きて、それまでの40年は日本の歴史的
繁栄時代に生きることが出来て、非常に良かったことは確かである。で、現在は? 
というと、バブル崩壊までに、その恩恵を充分に受けていたこともあり、当時の
温もりがあってか、それなりに良いし、満足をしている。
 森の生活の30数年間は、7百万〜千5百万の収入だったが、年金生活の現在、
3分1から4割の収入になったが、収入なりに楽しみがあって、当時が良かった
と思いは皆無。7万5千ドル(750万円)といえば、一般の家庭生活で、生活を
していくに気にしないで済むレベル。御隠居生活なら400万もあれば、充分。
父親の質実剛健の教えが、年金暮らしで再度、生きてくる。預金が10億もあれば、
やはりハワイに夏場と冬場の数ヶ月は滞在しているのだろうが!

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08月12日(金)
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