ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5476,閑話小題 〜ギョッとする
* 情報端末と、ソロモンの指輪 <つまずき>の事典>中村邦生編著
40年近い事業生活の中で、人に縛られることを嫌い、心の自由を大事にしてきた。
ところが、振り返ってみると、自分でつくりあげた思い込みに、勝手に雁字搦め
になっていたようだ。このところ、パソコンやデジカメ、テレビの機能が飛躍的
にアップ。知識、情報面では、非常に自由になって、面白く、楽しい反面、自由
の持つ危険が発生してきた。この「ソロモンの指輪」、まさに情報機器とネット。
ー以下の内容が、それを暗示しているー
【ソロモンの指輪とは、その指輪を持つ者は、あらゆる動物・植物と会話する
ことができると言われる魔法の指輪。ソロモンとは、古代イスラエルの富と
知恵にすぐれた王であり、誰よりも賢く、どんな難問でも解決したといわれる。
ソロモン王は、名誉や財を求めず、知恵のみを求めたため、神が褒美として
神の名前を彫った指輪をさずけたとされる。その指輪は知恵のみでなく、他の
すべての力の源になった。ソロモン王は、その指輪の力、動物や植物たちと話
をし、悪霊たちを秘法をもちいて操り、平和に導いたとされます。
神の守護によって守られた指輪の力が絶大だった。】
▼ スマートフォンやタブレットPCこそ「現代のソロモンの指輪」。格差の源に
なる情報が大衆に行き渡り、誰も平等に入手できるようになったが、問題は一つ
(指輪)だけでなく、大方の人たちに入手可能になったこと。検索で、あらゆる
知識と知恵が、簡単に現出するのだから、人間が道具を持って以来の20万年来
の大革命!も、過言でない。そのパソコンの進化もとどまることがない。最近、
ローンだが、新しいパソコンを入れたが、その段差に戸惑っている。
6年来なら当然だが。よりコンビニエンスになっている。これにiPadがあれば、
隙間時間を手軽に楽しめる。その点、世界中の多くの人たちが、ソロモン王に
なった。とにかく、日々が面白い! 豊かさの定義は「心配しないで済む金と、
自由の時間と、健康と、少々の教養があること」だが、それが持てないから
苦労する! ソロモンの指輪というより、首輪にならなければよいが・・
シネマも、自転車、TV、タブレット、時計、台所、車、何もかもがユビキタス
で成り立っており、その恩恵を受けているが、マイナスも蓄積している。
ただし、ご隠居生活の身には、素晴らしい指輪である。
・・・・・
4379, 「世間」の捨て方 ー2
2013年03月13日(水)
* 世間の奴隷が発する、二つの質問 ー「世間」の捨て方ーひろさちや(著)
≪ 聖徳太子は「この世の中は何なんだ?」の疑問に、「世間虚仮、唯仏是真」
と答えている。この虚仮は、「自分をコケにしやがって」の虚仮である。
早い話、私たちの生きている世間は「嘘偽り」ということ・・ その嘘偽りの中、
人間は、つい「生きがいとは何か」「どうすれば幸せになれるか」と自問自答。
そういうことを考えて生きること自体、世間の奴隷になっている証拠。
それらを考えることは、自分で手枷、足枷をはめて奴隷になっている。
そういった物差しなど捨てて、もっと自分らしさを求めようではないか。
世間の中で生きているには、それらから逃れることは出来ませんが、幸か不幸か、
今の日本も滅亡までのカウントダウンが始まった。出世間には最適のタイミング。
少しずつでも、世間のしがらみから、抜け出すときである。お釈迦様は、
「自灯明、法灯明」と説いている。これは自分自身を灯明にしなさい、
ということ。それより、「世間のどれいになってはいけない」ということ。≫
▼ 世間の奴隷の優等生になるなら「孔子」を、奴隷から逃れるには「老子」
を、その中庸なら「孟子」に従えばよい。それから超越するに仏の教えを灯明
にすればよい。世間という言葉には、「現象にドップリ浸かった考えない人たち」
という意味がある。その感覚世界だけの幸せと生きがいを求めるの人たちを、
著者は世間の奴隷という。趣味など自分の世界を持って、そこに生きていれば、
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03月13日(日)
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