ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5355,島地勝彦の〜柴錬、今東光、開高、乗り移り人生相談〜 ー⑥
日本人は何か親切にすると、「お返し」を求めるから、ボランティアと
行為が、広まらない。≫
▼「世間」という共同幻想は、知らないうちに、「愛」や、「家族」の
ベースに大きな影響を与えている。 そこには、「目上・目下の関係」
の差別性原理があって、少しでも弱点をみせると、襲い掛かってくる。
それに動じないためにも、その本質を見極めてないとウツに陥る。
その防御には、ただボ〜ッした「ぼんやり」の時間と、長年かけた教養が
必要になる。家族の解体の流れ、家族、核家族化、個族化は止まることない。
それを暴走する世間が加速させているとすると、ただ事でない事態である。
日本は国家として下り坂になった。
・・・・・・
4623, 閑話小題 ー創業当初の営業担当の年賀欠礼の葉書
2013年11月12日(火)
* シネマ・人間資金
シネマの『人間資金』が期待してなかった分、良かった。邦画で90点は、
私としては高評価。内容といえば、「実は噂のM資金が存在しており、
日米の選ばれた人たちで運営されていた。それも人類の発展のためが建前。
日本の戦後の復興資金にも貸し出されていた。しかし米国の責任者が、
それをファンドで、自分たちのために利用しようとし、日本の責任者と
対立する。その一部の資金で情報端末を某国の国民の多くに配布、それが
国民に有意義に使われて、理想像に近い国家になっていた。しかし、
それを良しとしない米国の責任者が、その国を攻撃しようと企らむが、
ギリギリの場面で、国連の壇上で、個々の国民の生の映像が次々と流され、
その企みを阻止する」というストーリー。もっと、欲と欲の中での
生々しいと思っていたが、最後はヒューマンストーリー。
こういうのも、良いのだろう!
* 創業時の営業担当の、年賀欠礼の葉書
実務で創業を始めて40年になるが、10年ほど前から次々と年賀欠礼の
葉書が届くようになった。昨日は、35年前に実家の商業ビルを建替えた
淺沼組の新潟営業所長だった牧野さんの奥さんから、年賀欠礼の葉書が届いた。
3ヶ月前の8月2日に、74歳で死亡、とあった。長岡のビル建設の後、
新潟駅前ホテルを三棟、合計四棟を営業責任者として直接の交渉担当者として
やりあった相手。 酒好きで、重症のアル中。 一時、二千万の酒代のツケが
あるといっていた。ゼネコンの営業は、会社の上司と、施主、現場責任者、
下請けなどに挟まれた軋轢があって、殆どがアル中になるか、ガンでの
壮絶死が待っている、と言われる世界。一緒に飲む分には、これほど面白い
相手はいないヤクザな役割。3〜4年前に、以前の会社の事務所に10年
ぶりに訪ねてきた時には、以前の面影は無く別人のような顔つき。
「ガンが進行していて、長期間、何度も入院、いつ何時、お迎えが来るかも
しれない」と、深刻な顔。互いに、これが最期と別れた。 勿論、そんな
ことは、口に出さないが。 私も、この人との付き合いで、酒浸りの日々が
続いたことがある。逆に、「あれだけ飲んで、74齢まで、生きていたもの!」
というほど、酒浸り。 ところで長岡も含めた事業の当初の親しくなった
営業担当が、半分近く亡くなっている。朝広の五十嵐さん、新潟デザイン
センターの阿部さん、マルヒロ不動産の後藤さん、富士総業の小竹さん、
と次つぎと顔が浮かぶ。亡くなる順番は、来るまで誰もわからない。
全てが夢幻の宴の仲間。辛さ三割、面白さ七割、だった。ご冥福を!
・・・・・・
4258, しまった! ー7
2012年11月12日(月)
「失敗の心理」を科学するージョゼフ・T・ハリナン著
* 状況は「偉大な杖」の如しーしまった!
私たちは目先の出来事(現象)に、惑わされてしまう。大部分の人は、
目先の周りばかりみて長期的見方をしようとしない。それをするには考え
なければならないが、本質など見知りたくないのである。出来るのは、
他人の表面を見ることだけ。そういう私も同じだが、そのことを自覚して
いると思い込んでいるだけ、タチが悪い。
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11月12日(木)
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