ID:54909
堀井On-Line
by horii86
[383287hit]

■5269,凶器としての狂気    〜ニーチェ「超」入門〜
 幼な子へ、という精神の変化を経験する。だから、結果がどうであれ、
充実感が残る。別に誰に理解してもらえるかどうかは、問題外である。
問題は、孤高の世界で自立出来ているかである。だから、あれはあれで良い!
 私が最も嫌うのは、何事もなく御堅い地元企業で何事もなく、定年を向かえ、
凡庸を最善と信じ、OBとなっても群れ、比較社会で満足している幸せな方々。
・・・・・・
4904,閑話小題 ーバンコクの奇怪な事件の背景は?
2014年08月18日(月)
   * レンタルチャイルド
 今回のタイ・バンコクの日本人男性が所有するマンションの部屋で、
9人の乳幼児が保護された件で、タイ警察はDNA鑑定を行った結果、同一男性と
発表、それが日本人のタネかは今だ不明。 これで直ぐに思い出したのが
『レンタルチャイルド』石井光太著である。ーまずは、レビューからー
《 2002年から数年かけて著者はインドの貧民街で取材する。人づてにマフィア
にインタビューまで。目をつぶされた子供にも話しかける。不潔で臭くて底なし
沼みたいな暗い話。浮浪者との会話の間に挟まれる街の描写がえげつない。
だいたい貧民街自体がゴミ溜か下水道みたいなものだし。 黄ばんだ砂埃、
どぶ川の異臭、ゴキブリと鼠が路地を這い回り、散乱したゴミや死骸に蛆が
蠢き、虫の群れが飛交い、体臭や口臭、血と垢と泥、小便の匂いが漂う。
文面からジメジメしたまとわりつくような匂いが感じられる。実際には鼻の粘膜
が痛くなるほどの激臭だろう。インドの浮浪児は数万とも数十万いるとも言われ
ている。中にはイモムシみたいに這いつくばって物乞いをしている子供もいる。
憐憫を誘う為にマフィアに手足を切断され無理矢理障害児にされたのだ。
時にはレンタル品として女乞食に貸し出される。浮浪児はそのマフィアを父と
呼び、慕い、庇う。浮浪児は青年になると追い出される。自らマフィアになり、
子供を食い物にしようとする。女の子は売春させられ、子供を産み、その子供が
またレンタルとして貸し出される。奪われる側から奪う側へ。どうしようもない
不幸の連鎖。彼らは教育も受けておらず身体にも障害があるので職につけない。
だから自分より弱者を見つけて奪うしかない。中には哀れみを誘うために自分で
目を潰す青年もいる。稼いだ金でドラッグや売春婦を買う。売春婦にも相手に
されない時は強姦するか獣交する。騙しあい、犯しあい、弱い者は死んでいく。
生きていくために他に方法がないのだ。日本ではどんなに貧しくても努力で
這い上がれるチャンスは多いし、たいていは自分で人生を選択できる。
しかしここにいる人達は運に流されるしかない。全く選択肢がなく貧困から
抜け出せない。しかも大量にいる。どうすればこんな貧困がなくなるのか、
全然わからない。結局誰にも救えない。絶望的で本当に救いのない話だった。》
▼ インドのベナレスの街では、色々の物乞いが観光客にまとわりつく。
 そこで見たのが、マフィアなどにより人工的につくられた子供たちの地獄絵の
ような姿。今回の事件の背景には、決してハッピーでない人身売買の実態が炙り
出されるか、この事件、表向き自殺でウヤムヤになる可能性も十分にある。
そこには、非情な世界が垣間見れる。欧州系の刑事モノで、内臓売買の対象の
人身売買もあった。 まず、日本人男性のタネかどうかである。それ以前に、
生きて出てくるかどうか? マフィアにより?世界の深い闇が、表立ってくる。 
今回の母体の腹貸し料金が100万円。すごい世界である! 一部マスコミ
以外は、深くは追求しないうち、次々出てくる大事件で忘れ去られることになる。
・・・・・・
4537, 閑話小題 ー種銭の話 ー2
2013年08月18日(日)
   * 33年前の新潟駅前シリーズの種銭は、ニ億
 私の創業の野心をみた父親が亡くなる前に、陰に陽に相続に不利にならない
ように条件づくりをしていてくれた。末っ子という不利な立場でも何とか自分の
相続分を確保できたのは、99%父のお陰。亡くなる数年前に、殆どの事業資産を

[5]続きを読む

08月18日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る