ID:54909
堀井On-Line
by horii86
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■5209,閑話小題 〜何気ない会話の中で
現在の経緯と、自分の経歴と、現状を手短に話したところ、『当社として、
全面的に協力します!』という。暫くしてから、その意味を知った。それは
『その窮状を、産地問屋として、当分の間、原価ギリギリで商品を提供します!』
であった。これが、大きかった。それに現金を持って産地を歩く、基本的原理を、
父から教わっていたことも大きい。これで、地元の問屋、メーカー、百貨店の
相場を根こそぎ叩き壊す、本来の姿に戻ったことになる。その中、その年末は、
思いもよらない暖冬で、冬物衣料の相場が大崩れをした。他の大型店は、事前
予約の冬物の在庫の山だが、当方の店の中は、予約など無しのカラ。
その中での、大阪、岐阜、岡山、に現金を持っての仕入れ。多くの筋ものが、
半値以下の大量仕入れ。それを、そのまま、小利で売りに出せば、大当たりに
なって当然。 時代の流れもあって、全てが、プラスに働いていた。
激変の中、むしろ既存の常識無視の方が、プラスに働く。
・・・・・・
4477, アベノミクスへの疑問
2013年06月19日(水)
日本経済の危なさは、二年前の事業断念に至るプロセスで直接、肌で感じ
取っていた。ここでバブル経済とは、とんでもない誤りを犯そうとしている。
「10年後に一人あたりのGDPを150万増加」など、方向は逆。
それも以前に放り出した元首相二人が恥ずかしげも無くである。
何人かの経済学者がアベノミクスに批判をしているが、円安、株高の現象の
前に表立っていない。 先日、図書館で借りてきた
「文藝春秋4月号に神谷秀樹のレポートーアベノミクス「危険な熱狂」ー
があった。ネットで調べたところ、これを簡略したブログの内容があった。
★ ーブログにゃんと〜 ー神谷秀樹『アベノミクス「危険な熱狂」』
文藝春秋4月号の一部を抜粋ー
≪◎ アベノミクスを冷静に分析し「A=アセット(資産)、B=バブル、
E=エコノミクス」と揶揄している人々がいるが、彼らのほうが正しい
ことは、いずれ歴史が証明する。いま喜んでいるのは、バブルに乗って
一儲けしたい投機家ばかりだ。「持続可能な経済基盤」を構築するものには、
人口、中産階級の収益力、イノベーション(技術革新)、エネルギー価格、
政府の健全な財政等々があるが、中央銀行はここに述べた経済成長の大きな
要因のうち、何一つコントロールできない。
◎ 安倍政権は「市場にお金が不足している」と考えているようだ。
だが、これは完璧に間違った認識、市場にはお金があり余っている。
企業はもてあますほど現金を持っており、日銀の当座にも銀行が使い
切れない「ブタ積」が山ほどある。
◎ 株価が上がって投機家は喜んでいるが、何も企業の競争力が回復した
わけではない。企業の持つ外貨資産の評価額が上がっているだけの話だ。
(中略) 外貨建ての資産が評価益を出すということは、裏返せば円建て
資産が、国際通貨のバスケットで見れば価値が目減りしていることになる。
◎2000年代初めから民主党に政権を譲るまで、
自民党政権時に彼らが行なった不況対策は、
�「円安麻薬」で輸出ドライブをかけること、
�「契約社員化」で賃金を切り下げ、国際競争力を維持することだった。
しかし、この政策は完璧に破綻。
「インフレを起こせば賃金が上がる、雇用が増える」というのは、
全くのイリュージョン(妄想)で、「国際的に価格競争力を失ったのは
円高のせいだ」というのもイリュージョンだ。 競争力を失った理由は、
同じ質の労働に対する賃金が海外に比べ高い、製品の質の面でも優位に
立っていないことだ。
◎「バブル崩壊の対策は新たなバブルの演出で」が正しい処方箋でないのは
「失われた二十年」で学んだ筈だったが、実際には学んでいなかったようだ。
ABEがバブルを大きく膨らませれば膨らますほど大きな破綻を日本に
もたらし、その時はもう復活不可能なほどの致命傷となるだろう。≫
▼ グローバル化の中では、日本一国の金融緩和でコントロールが出来よう
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06月19日(金)
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